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いゆ ページ8
「ねえねえ、いゆ様潰すだってさ」
「マジ怖いよね」
「でも私いゆ様あんま好きじゃなかったから……ラッキーって感じ？」
「それな、ウチもあんまり……」
学校では、ホムペ『無題』のことで持ちきりになっていた。
あーホントうるさい。
私は教室を出て、裏庭へと向かった。
木が軋む音の大きいベンチに腰掛け、スマホを開く。
すると、『乃愛を潰してやりましょう』という作品が総合三位に挙がっていた。
「あっ……乃愛って……」
声が漏れてしまい、慌てて周りに誰もいないか確認する。誰もいなかったようで、安心した。
乃愛というのは、確か『無題』の作者だったはず。
作品にはこう綴られていた。
###
いゆ様を潰すだなんて、無礼なことを言った乃愛。
お前を必ず潰してやる。
いゆ様、見ていてくださいね。
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私はこの作者を拝みたいような気持ちで一杯になった。
私の城を崩したあんたを
許さない。
終わり
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←乃愛
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菖蒲 - こういうこと怒ったら怖いですよね...。 (2018年3月10日 11時) (
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作者名：ひより | 作成日時：2018年2月11日 9時
