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「で、返事は?」




「え?」




「え?じゃねぇよwへーんーじ。」




ポカンと口を開きあほ面でさとみを見つめる私が、さとみの青い目を鏡のようにして映る。


そんな私の反応を見て、さとみは呆れたように笑った。


その耳は、心なしか少し赤い。





「俺、Aのこと好きだよ。だから、俺と付き合ってくれませんか。」





直球どストレートの告白と、それに負けないぐらい真っ直ぐな瞳。



ダメだ、私やっぱりこの瞳に弱い。

嘘も誤魔化しも出来なくなっちゃうや。





「私も。」




「私も、なに?ちゃんと言葉にして。」




んな無茶な。


この言葉ですら、一生分の勇気を振り絞ったってのに、まだ求めるのか。この男は。



それでも私を絡めとるさとみの視線が、逃げることを許さない。


喉がカラカラになって、緊張で声は振るえ、涙が滲むのに、それ以上に幸せなのはきっと





「貴方のことが、大好きです。

私でよければ、付き合ってください」





こんな私の言葉に世界一幸せそうに笑う、青いリボンが世界一似合うのに似合わない君のことが、どうしようもなく好きだからなんだろう。

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作者名:たこてん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年4月23日 14時

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