スキスキあの子second！【sxpx】【黄】

ファンクラブ ページ43

さとのぶぅぅぅぅ！！！！！！(断末魔)

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葵｢Aちゃーん！｣




『おぉ、あおくんどしたの？』





あおくんが転校してきた次の日の放課後。


ロッカーに教科書を詰め込んで、今日もほぼ空っぽのスクールバッグを持って下校しようとしたら、目の前にあおくんが飛び出してきた。


うーん、動きにワンコみがあってよきよきの良き。

莉犬くんは小型犬(ポメラニアンとか？)で、あおくんは大型犬(ゴールデンレトリバー)。





葵｢いっしょに帰ろ！｣




『あ〜、ごめん。今日はちょっと用事が……』





ごめんね、と両手を合わせて謝ると、そっかぁ……としっぽ(幻覚)をしょぼんとさせた。


申し訳ないが、さすがに張本人を連れていく訳には行かんのだよ。すまぬな。





る｢あれ？Aちゃん今日は遠井さんと一緒に帰らないの？｣





いつもは即遠井ちゃんのところに行って、一緒に帰る私がここにいるのを疑問に思ったのか、るぅとくんが声をかけてくる。





『うん、今日はちょっと幹部会あるから……』




葵｢幹部会ぃ？なぁに、それぇ。｣




る｢何かの幹部が集まる会合ですか？でもAちゃん、部活とか委員会入ってないよね？｣





あ〜、そうだ。るぅとくんには言うの忘れてた。

他メンには伝えてたんだけどね。うっかりうっかり。





『ほら、すとぷりのみんな顔いいじゃん？』





る｢それ、僕どういう反応するのが正解なんですか……｣





るぅとくんがなんとも言えない、微妙な顔をする。


あぁ、肯定しても否定してもダメな聞き方してごめんねぇぇ！！

界隈だと、JKぐらいの感じだったから……




『肯定してええんやで……


で、まぁ私それに入学式初日に気づきまして。

ファンの民度低いと、推し自体の印象も必然的に下がっちゃうから、それを阻止しよう！って思ってファンクラブ作ったわけですよ。』




る｢入学式初日って、行動力ヤバすぎません？
先輩にも声掛けたんですか、それ。｣




『うん。LI○Eグループ作ってね。』




葵｢どれくらい人数いんのぉ？｣




『ちょっと待ってね……』





カバンからスマホを取り出して、LI○Eを開く。


ファンクラブ所属してもらう時、LI○Eグループ参加するのが条件になってるから、会員は全員ここにいるんですね。はい。





『えっと、メンバーソロのFCと、全員のFCあるけど、どっち聞きたい？』




葵｢りょーほー。｣




『おけ。』

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