スキスキあの子second！【sxpx】【黄】

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葉「まず、仕事内容について。


これは、いくつかの仕事を日替わりでやってもらおうと思ってるの。

その日毎で、人手が足りないところに行ってもらう予定。
難しい仕事は頼まないから、安心して。」





と話を1度区切り、私たちが理解しているかどうか確認する葉月さん。


なるほど、こりゃシャッチョさんだわ。

人への説明(プレゼン)が上手。人を納得させるようなオーラがある。





葉「それじゃあ次に、報酬について。


1つ目はここまでの交通費、そしてここで過ごす間にかかる費用。

具体的には、食費や部屋代はこちら持ちだよ。
ああ、後は仕事着もこちらで支給するからね。


部屋は2部屋。
流石にお年頃の男女を同じ部屋にするのは、はばかれるからさ。
お風呂は部屋の備え付けを使うように。

食事は基本的にはホテルのメインレストランで、とってもらうよ。


使える時間や部屋についての詳しい説明は、私の秘書の睦月に聞いて。
後で部屋の案内させるから。」





後ろの眼鏡をかけた男性、睦月さんが会釈をする。



ニコニコと愛想のいい笑顔を貼り付け、執事のような佇まいをする睦月さんに、ちょっと愉快犯ウツボブラザーズの面影を感じるのは、私だけじゃないはず。


同じく、捻れた魔法の世界ゲームが好きなひなも、ちょっと目を輝かせてるし。





葉「報酬の2つ目は、現金ね。日給1万円。


これにプラスで、ちょっとしたプレゼントもあるから、これは最終日にね。


とまぁ、説明はここまで。部屋に戻って、荷物まとめておいで。」





そうだな、と呟きながら葉月さんは高級そうな腕時計を見る。


それは置いといて、話聞く時に頷くるぅとくん可愛いんだが。
素直ないい子だねぇ……飴ちゃんあげるね。





葉「この時間なら、12時に3-Bスタッフルームかな。
睦月、その時間になったら案内してあげて。


それじゃあ4人とも、仕事とは言えど充実した夏休みを過してね。」





そう言うと葉月さんはウィンクをして、ホテルの中へ入っていった。


ヒェッ、いい女……お姉様……





睦「それでは皆さん。今から案内しますので、着いてきてくださいね。」





真夏だというのに、汗1つかかずに黒のスーツをピシッと着こなす、睦月さん。



再現度神の愉快犯ウツボブラザーなんだが？？？

ちょっと、私の心かじりとってもらってもよろしくて？？？

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