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る「とりあえず、テトリスやります?
他にやることもないですし。」
るぅとくんが呆れたように、スマホの画面から顔を上げる。
『だね〜それしかないし。
てか私、テトリスやったことないわ。』
こ「それじゃあ、僕たちが最初やる?」
ころんがるぅとくんに問いかける。
首を傾げる仕草が、妙に小動物っぽい。
いや、まぁ猿なんだけどね。こいつ。
る「そうしましょうか。」
るぅとくんは、ころんの問いかけに頷きながら答える。
それめっちゃありがたい
なんとなくのルールは知ってるんだけど、なにぶん操作方法がわからん。
ひ「私もやったことないから、最初見ててもいい?」
片付けの終わったひなが、Swit○hを覗いてそう言う。
手には、お茶の入ったコップが4つ乗っているお盆を持っている。
るぅとくんが部屋の壁にかかっているテレビとSwit○hを繋いでいる間、そのお茶を配るひな。
なんか、るぅひなのスパダリ感?面倒みの良さ?がヤバいのだが。
わたしところん、完全にダメ人間なるよ、これ。
る「それじゃあやりましょうか、ころちゃん。」
ひ「2人は結構やるの?テトリス。」
こ「メンバーと遊んでる時とかに。
るぅとくん、性格悪いから強いんだよww」
る「あはは、ボッコボコにしてあげますね。」
『え、ヤダかっこいい。』
サラッとディスるころんを、るぅとくんは爽やかな笑みを浮かべて脅す。
るぅとくんの垣間見える加虐性いいよね。ドM心が疼く。
是非ともボコボコにしてください!!!
思いがけない公式供給にきゅんですポーズをしていると、画面からはポップな音が流れ、ゲームが始まる。
こ「ねぇ、るぅとくん早く死んでよ!!!」
る「はぁ?嫌ですよ。
てかうるさいです。もうちょっと静かにして。」
とまぁ、口喧嘩は挟んでいたが、2人とも順調にブロックを積んでは消していく。
お、接戦か!?と思っていたら、ころんが運良く妨害アイテムをゲット。
こ「どうしよっかな〜使っちゃおうかな〜www
うぉらァ!」
る「あぁぁぁ!!!」
ニヤニヤしながらるぅとくんを煽った後に、躊躇いなくそのアイテムを使う。
るぅとさんの叫び声、ちょっと高くて色気あるね。眼福ならぬ、聴福だよ。ころんあざます!!るぅとくん妨害したのは許さねぇけどな!!!
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この出来事が天国へ通ずる階段になるとは、この頃の私は思いもしてなかった。
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たこ天(プロフ) - 泡糖さん» コメント、ありがとうございます!ずっと探していただいていたなんて……(⑉・ ・⑉)今後も変わらず、スキスキの行き過ぎた夢主ちゃんをお届けできるよう、更新頑張っていきますね😊 (2022年7月11日 23時) (レス) id: 033e158aaf (このIDを非表示/違反報告)
たこ天(プロフ) - 冬さん» コメント、ありがとうございます!もうすぐ続編ですが、そちらもなるべくこのペースを維持して投稿出来たらと思っているので、楽しみにしていてください😌✨ (2022年7月11日 23時) (レス) id: 033e158aaf (このIDを非表示/違反報告)
泡糖(プロフ) - この作品、過去に見つけてずっと探していました!久しぶりに見ても いい意味で変わってなくて好きです!どうして高評価が一つしか押せないんだ…!尊いボタンみたいなものが欲しかった!無理のないように更新頑張ってください! (2022年7月11日 22時) (レス) @page4 id: eaad00c70c (このIDを非表示/違反報告)
冬(プロフ) - いつも、この作品の更新楽しみに毎日過ごしています!これからも更新頑張ってください。応援しています! (2022年7月11日 21時) (レス) id: 1fb06db6d9 (このIDを非表示/違反報告)
たこ天(プロフ) - りまおさん» こちらでもコメントしていただき、ありがとうございます!続編も更新頑張りますね💪 (2022年5月15日 8時) (レス) id: 033e158aaf (このIDを非表示/違反報告)
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