いちごの王子は、鬼殺をしているようです。【sxpx】【鬼滅の刃】

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店員さんに餡蜜を1つ頼み、甘露寺さんの隣に座る。


甘「それで莉犬くん！何か悩みでもあるのかしら？」


え?!なんで分かったの……?!


甘「う〜ん……

なんでって聞かれると、ちゃんとした理由はないんだけど……

強いて言うなら、少し暗い何か悩んでいるような顔をしていたから、かしら！」


う〜ん……

正直よく分からないけど、この流れで相談、
してみようかな。


桜餅を美味しそうに頬張る甘露寺さんに声をかける。


『えっとぉ……

今、呼吸の取得をしているんですけど、
音の呼吸は、俺の体格的に無理かなと
思って……

それで師範から、既存の他の呼吸にするか、
自分独自の呼吸を作るかのどちらかを選べ

って言われて……


甘露寺さんは、自分独自の呼吸、恋の呼吸を
作ったんですよね…？』


甘「えぇ！そうよ!!」


あ、知ってる事には驚かないんだw


『どういう経緯で恋の呼吸を作ったんですか？』


甘「う〜ん、そうねぇ……



私は元々、炎柱の煉獄杏寿郎さんの継子だったの。

でも私の個性が強すぎたのか、上手に
炎の呼吸を使えなくってね……

それで師範に、「自分の呼吸を作ったらどうだ」って言ってもらって……

私以外もそうだと思うけど、自分の個性とか
特徴、好きな事とかを呼吸としてる人が
多いわよ！」


なるほど……

自分の個性や特徴、好きな事……


やっぱり………


歌……？


そう考えた瞬間、歌以外の呼吸なんて
有り得ないって思うぐらいにしっくりと来た。


甘(うん！悩みは解決したみたいね！
スッキリした顔になったわ！)


『甘露寺さん、ありがとうございました！』


甘「どういたしまして！

鍛錬、頑張ってね！」


『はい！』



その後、ちょうどいいタイミングで餡蜜が
届き、甘露寺さんと世間話をして別れた。




よし、家に帰ったら「歌の呼吸」の練習をしてみよっかな……！

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