【鬼滅の刃】最も柱に近しい銃使いの男 (ページ36)

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零ページ36

｢死んだと思ったらなんだ！！鬼舞辻に鬼にされ、強さを俺に証明するために俺を鬼にする！

お前は兄上でもなんでもない！ただの腰抜けの、クソ野郎め！！｣

毘藍｢そうか､､､｣

上弦と零と書かれた瞳を微かに震えさせ、下を向く

毘藍｢ならば、せめて俺を信頼してくれたあの方の役に立つ､､､！群れた愚者達を伐つ！命乞いしても知らん！！｣

鼓膜に響く銃声、その銃弾､､､否、針は俺の横をかする

｢義勇！刀じゃ到底手に負えない！俺に任せてくれ！｣

冨｢すまない、頼んだ｣

毘藍｢ハハっ！兄弟喧嘩は初めてだなぁ！｣

呼吸を使い、俺に針を向けてくる

針の呼吸、拾ノ型、八百万針

｢黙れ！｣

針を針で返し全てを集中させる

毘藍｢血気術、海月針｣

ダメだ、こっちに針束が飛んで来る

俺は思いっきり息を吸う

針の呼吸、拾弐ノ型、針壁

全ては受けきれなかったが、最小限に収められた

手には切り傷が沢山ある

毘藍｢針の呼吸にそんな技なかったぞ！もしかして今生み出したのか！！流石Aだ！｣

俺は壁を蹴り、兄の方へ向かう

銃口を喉に向ける

毘藍«花火綺麗だね！A！»

昔は見上げれば、必ず、兄が居た

なのに､､､なのに､､､なのに､､､

涙が出て、集中出来ない

上弦の鬼を1人で倒そうとするとこんなにも労力が必要なのか

｢殺す！クソ兄！！｣

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毘藍side 過去

銃をクルクル回し、当たりを彷徨う

畳の上を下駄で歩くのは少々罪悪感があるが、そういう設計なのだから仕方がない

ココ最近、鬼舞辻様が下弦を解体し、運良く残った下弦の壱も死んでしまった

今は戦力が欲しい、俺は許可を貰っているから、人を鬼にできるが、丁度いい相手がいない

Aを鬼にしたのはあくまで俺以外に殺されないようにの為、戦力に加わせる気はない

最近は黒死牟様が新しく人間を鬼にしたと聞いたが、果たしてどんなやつなのか､､､

出来れば歳が近いと良い、ここは3桁を優に超えている面子が多い

1番年下なのはちょっと悲しい

俺は久々に外に出て、人間を食おうと襖を開けようとしたら､､､

なんと、俺と同じくらいの青年がいた