猗窩座 ページ25
針の呼吸、伍ノ型、糸針
糸の着いた針を手に出す
歯で糸を切り、それを患部へ刺す
「い゛、、、、、、」
思ったより痛い
早く終わらせるべく、サッサと縫う
糸を切り、結ぶ
これで応急処置はできただろう
銃を杖にして、立ち上がろうとする
まだ頭から出血しているようだった
クラクラする
煉「大丈夫か!轟針!」
「ええ、何とか」
煉「うむ、傷口を針で縫ったのか!随分肝が丈夫なようだ!羨ましい!」
「どうも」
早くしないと、出血で意識を失う
クソっ鬼になったのなら、怪我を直して欲しい
煉「竈門炭治郎は無事だった!さぁ!早く行こう!」
「はい」
足は思ったより大丈夫だったから、何とか歩ける
ドォン
突如、空き地の場所から音がした
針の振動が、普通の鬼と桁違いに、大きく揺れる
「!?、鬼です、しかも上弦の可能性があります」
炭「、、、轟針さん、、、無事で良かった、、、俺も直ぐに、、、」
「炭治郎、お前は動くな、止血に専念しろ!」
これはまずい
上弦の参と書かれた瞳を見る
柱3人分と言われる上弦の、、、しかも陸と伍を抜かし参
猗「ほう、、、片方は鬼か、治癒が出来ないほど血を貰えてないのか」
煉獄さんに聞こえる声量でそういった
俺はすかさず口を開く
「黙れ、俺は好きで鬼になったのでは無い、貰った等決して無い、死ね」
俺は冷たい目で、上弦の参を見る
煉「、、、!?」
猗「2人、名は?俺は猗窩座」
煉「炎柱、煉獄杏寿郎だ」
「甲、轟針A」
殺気立った声で威嚇する
猗「轟針、、、ねぇ、面白い、そして杏寿郎、お前も轟針と同じく鬼にならないか?」
「、、、」
鬼になってしまった俺は、煉獄さんに何も言えない
ちらっと煉獄さんを見る
煉「鬼にならない」
猗「なら殺す」
銃を構え、精一杯力を使う
針の呼吸、禄の型、霧雨針
煉獄さんには昔からこう言ってある
〔もし霧雨針か八百万針を使ったら、煉獄さんには絶対当てないと誓う、だから好きなだけ動いて欲しい〕と
頭で1本1本針を動かす
これは体が動けないが、針に精神を集中させる
そして煉獄さんがこちらに合図をする
猗窩座と煉獄さんの間にある針を全て取り除く
そして後ろから刺そうとするが、土埃で見えない
闇雲に刺すと煉獄さんに当たる可能性がある
1度、針を全て落とした
土埃が消えて、見えたのは、、、
「!?」
腹を貫かれている煉獄さんだった
「煉獄さん、、、!」
ダメだ、今やれば、煉獄さんも巻き添えにする
なら、巻き添えにしない技を!
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作者名:カスパロフ | 作成日時:2020年2月17日 12時