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冨「、、、ん、、、、、、ここは」


「義勇、起きたか」


「朝ごはん、できているぞ」


朝ごはんはシンプルに白米、味噌汁、鮭、ほうれん草のおひたしにした


鮭大根を作りたかったが生憎、大根をきらしていた


申し訳ないなと思いながら味噌汁を啜る


冨「美味しい、、、Aって料理できたのか」


「料理はそれなりだ、本さえ読めば大体は作れる」


冨「凄いな、、、俺は気づいたら焦げてるぞ」


それはただ放置しすぎなだけでは


冨「最近もほうれん草を茹でてたら焦げたんだ」


「あー、、、、、、、、、ん、まて、ほうれん草が焦げるって、、、ちゃんと深い鍋でやったか?」


冨「鉄鍋だ」


「そりゃ焦げるわ」


今度義勇には料理を教える必要があるようだ


ーーーー
外は暗くなり、星が浮かんでいた


珠「そこのお方、止まりなさい」


突然、後ろから声をかけられた


振り返ると、青年と女性がいた


「俺ですか?」


珠「ええ」


周りに人がいなくなり、それを確認した女性は俺にこう放つ


珠「あなた、、、鬼ですか?」


どこか警戒するように、俺に問う


「、、、殺すのか?」


珠「いいえ、あなたは鬼でありながら鬼殺隊、、、少し気になることがあります」


愈「ついてこい」


ーーーーーー
壁を通り抜け、目の前に現れたのは新しめな家


そして中にお邪魔する


珠「自己紹介が遅れました、私は珠世と言います」


愈「愈史郎だ」


「轟針Aです、、、どうなさいました?」


珠「単刀直入にいいます、私たちは鬼です」


「そうなのですか」


俺は至って普通に応答した


鬼であろうが、襲ってこなければ関係ない


現時点で鬼でありながら知性があり、なおかつ襲ってこない禰豆子もいる


さっきの通り抜けられる壁は血鬼術なのだろう


その事を考えると、不思議と驚かなかった


珠「落ち着いて聞いて下さりありがとうございます

そして、貴方の血を採取することをお願いしたいのです」


「血?」


珠「鬼舞辻無惨の事はご存知ですよね?」


ギュッと心臓が掴まれる


俺が最も殺したい相手


コクリ、、、と小さく頷く


珠「その鬼舞辻を倒すためには、鬼の情報を多く知り薬を作る事が必要です

もちろん、ただ血を採取するのではありません、鬼舞辻の呪いを解除をします」


「呪い?どんな呪いですか?」


珠「鬼舞辻無惨、、、と名を口にした瞬間、死ぬ呪いです」


「!?」


危なかった


俺は鬼舞辻無惨の名前を知っているからこそ、言葉を漏らすところだった


鳥肌が立つ

呪い→←月



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作者名:カスパロフ | 作成日時:2020年2月17日 12時

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