約束 ページ34
獪「じゃあ、俺が10位以内に入ったら、セックスしてください」
俺は思わず、教科書を読む手を止めた
「わざわざ約束する事か?」
俺達は仮にも前世で恋人同士だった
時と場合によるが、獪岳が求めてくれれば、応えるつもりだ
獪「モチベーションの為です、俺的には毎日襲いたいのですが、学校の事もあるので」
「あ、ああ、、、わかった」
こうして、俺達は奇妙な約束を交わした
ーーー
宇「どうした?ボーッとして」
「ん?宇髄か、、、特に何も無いが、、、」
嘘だ、本当は獪岳のあの約束について考えていた
前世では前置きも何も無く行為をしていたが、いざ予定となるとそわそわするな
宇「死んでも恨んでるのか?上弦の壱に」
宇髄が俺の顔を真っ直ぐ見てそういう
「恨んでないと言ったら嘘になる、もし殺しが犯罪にならなかったら、間違いなく殺してた」
「許すつもりは到底ない、だけど、黒死牟が殺した家族や俺、そして獪岳が居るなら、殺す必要も無いって後々気づいた」
それくらいは割り切るつもりだ
宇「お前に恨み売るって相当そいつ派手にやべぇな」
「そこは別に関係ないだろ、、、」
宇「鬼殺隊でもお前強え方だからな」
「いや、俺は柱の中では1番弱い」
その通りだ、俺は柱の中で一番弱い
理由だってある、9年も鬼殺隊をして、柱まで昇格出来たのに、引退も出来ずに戦死した
戦死は別に珍しいことではない、下弦が出ただけで100人は死ぬ
ただ、他の隊士みたいに誰かが来るまで時間稼ぎすら出来なかった
宇「お前それガチで言ってる?」
「ああ、、、でも事実だろ?」
宇髄は俺の顔を近づけ、覗き込みながら口を開いた
宇「言っておくが、俺はお前を1度も弱いと思ったことはない」
「、、、そうか」
純粋に嬉しいのか、目を逸らしてしまう
はぁ、、、これが俺の悪い癖なのか、、、
そんな思考をしながら、俺は休み時間を終えた
ーーー
テスト当日
「初め」
テスト当日になったは良いけど、あの約束が頭から離れない
俺はテストをしている教室の黒板の前で、微笑んだ
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きゅうり(プロフ) - ゆうきさんコメント有難うございます!まさか前作から見ていた方が完結まで読んで下さったのですか!とても嬉しいです!これからも頑張ります!ι(`・-・´)/ (2020年6月11日 18時) (レス) id: 72f03521a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 完結おめでとうございます、 前作から愛読していた為完結して涙が出てきちゃいました、w 前作の連載開始した頃はまだ獪岳の小説が全然なかったのですごく嬉しかった思い出があります。最高の作品をありがとうございました。 これからも頑張ってください! (2020年6月9日 18時) (レス) id: 869cc0f237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カスパロフ | 作成日時:2020年5月4日 21時