花火 ページ31
轟音の正体は、花火だった
確かに、宇隨の言っていた通り、ここからでも十分見えた
人混みをかき分けながら、連絡の着いた疼いの元へ行く
宇｢お！いたいた！どうだ？冨岡は見つかったか？｣
｢見つからなかった、まず、人が多すぎる｣
宇｢そーか、あ、でも、こいつはいたぜ｣
そう言うと、宇隨の後ろから人影が現れた
｢､､､獪岳？お前も祭りに来てたのか｣
獪｢はい｣
宇｢俺はいいから、お前らは派手にイチャついてこい、こっちは嫁いるし｣
じゃあ、お言葉に甘えてそうさせてもらおう
｢ありがとう｣
そう言うと、獪岳は俺の手を引いて、どこかに向かっていった
ーーー
向かった先は、人気のない原っぱだった
｢凄いな､､､こんな場所あったんだ｣
花火も充分見えるし、人も居ない
長くこの公園の周りを通っていたが、全然知らなかった
獪｢師範｣
獪岳はそう言って、俺の頬を持ち
口と口を合わせた
ただ触れるだけのキスはとても優しさを感じた
花火の轟音の下、俺達はまた愛を誓った
ーーーー
夏休み中でも教師は仕事をする
祭りやゲームセンター、ショッピングモールなどの見回りをする事になるからだ
俺は悲鳴嶼さんとショッピングモールを見回りすることになった
｢悲鳴嶼さん、俺は4階から8階まで見回りします｣
悲｢嗚呼､､､頼んだ､､､｣
俺は上に向かい、まずは4階から見回りした
ーーー
悲鳴嶼side
気配で轟針が上に向かったことがわかった
あの青年とは長い付き合いだ､､､気配なんて覚えるのは容易い
そういえば､､､9年だったか､､､
ーーー
御館様｢新しい柱､､､轟針Aだ､､､皆、仲良くしてね｣
｢よろしくお願いします｣
あの時から2年が経った頃､､､子供の剣士が柱になった
わずか14歳にして柱になり、最前線で戦わなくてはならない
命を捧げなければいけない､､､
可哀想に､､､
涙を流しながら、その日の柱合会議、私は御館様の話を聞いた
ーーー
合同で初めて同じ任務に出向くことになった
竹林の中、鬼を気配で探す
｢西の天気が悪いです、天候がこれから崩れるかと､､､｣
悲｢うむ､､､早く終わらせなくては､､､｣
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きゅうり(プロフ) - ゆうきさんコメント有難うございます！まさか前作から見ていた方が完結まで読んで下さったのですか！とても嬉しいです！これからも頑張ります！ι(｀･-･´)/ (2020年6月11日 18時) (
レス) id: 72f03521a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 完結おめでとうございます、 前作から愛読していた為完結して涙が出てきちゃいました、w 前作の連載開始した頃はまだ獪岳の小説が全然なかったのですごく嬉しかった思い出があります。最高の作品をありがとうございました。 これからも頑張ってください！ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 869cc0f237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カスパロフ | 作成日時：2020年5月4日 21時
