朝 ページ23
蛇口を捻り、手に水を溜めて、顔にかける
タオルを取り出し、顔を拭く
すると、足音が聞こえたので俺はそっちの方に顔を向けた
白いパーカー､､､それを見るだけで誰かがわかった
｢宇隨、おはよう｣
タオルを首にかけて、俺はあいさつした
宇｢おぅ、おはよ、しっかしあれだよな、昨日あんだけ降ってたのに今はむしろ日差しが暑いぜ｣
｢ああ｣
獪岳と胡蝶の保護者に連絡しないとな
桑島､､､ってことは､､､もしかして先生の子なのか
胡蝶は姉の胡蝶カナエに任せよう
｢もうこのまま解散でいいんだよな？｣
宇｢ああ、そっちは桑島と胡蝶だっけ？｣
俺はコクリと頷き、教室に戻った
ーーー
教室に戻り、獪岳の様子を見る
静かな寝息、そして整っている顔
改めて見ると余計惚れ込んでしまう
俺は廊下に足音がしないことを確認し
そっと口にキスをした
久々だからか、触れるだけのキスでも、少し体温が上がってしまう
今起きたら恥ずかしいな､､､
そう思い、立とうとした時
獪｢朝から誘ってます？｣
床についてた俺の腕を獪岳が握る
そのまま俺をクルッと回して、押し倒す
｢ここは学校だ､､､しかも、生徒も教師もいる､､､バレたら一大事だ｣
まずは訴えかける
獪｢分かりました、なのでこれだけで終わりにしますね｣
獪岳の顔が急に近づき、目を瞑った
唇に柔らかい感触、そして獪岳の舌が入ってくる
口の端から喘ぎ声を控えめに出す
だけど、なにより獪岳が前世よりキスが上手くなってる気がする
歯茎を舌でなぞられ、俺は肩を震わせる
この体ではこの経験は初めてだからか、感度が上がってる気がする
唇が離れ、俺の舌と獪岳の舌が糸で繋がる
獪｢顔すごく色っぽいですよ？顔も赤くしちゃって｣
俺の頬を持ち、俺に真っ直ぐそう言う
確かに、顔が少し暑い
｢んん､､､そうかよ｣
俺はそう答える他無かった
ーーーー
数日後
6月にも関わらず晴天の今日
この鬼滅学園では体育祭が行われようとしていた
背中より少し長めのハチマキを巻き、職員用テントに向かう
煉｢今年は赤組が勝たせていただくぞ！、煉獄の炎で焼いてやる！｣
宇｢そりゃねぇぜ煉獄、今年こそ白組が勝つぜ、そりゃもう派手派手にな｣
｢泡吹かせて勝つ｣
紅｢過激派過ぎない？｣
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きゅうり(プロフ) - ゆうきさんコメント有難うございます！まさか前作から見ていた方が完結まで読んで下さったのですか！とても嬉しいです！これからも頑張ります！ι(｀･-･´)/ (2020年6月11日 18時) (
レス) id: 72f03521a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 完結おめでとうございます、 前作から愛読していた為完結して涙が出てきちゃいました、w 前作の連載開始した頃はまだ獪岳の小説が全然なかったのですごく嬉しかった思い出があります。最高の作品をありがとうございました。 これからも頑張ってください！ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 869cc0f237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カスパロフ | 作成日時：2020年5月4日 21時
