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｢赤い雷は非常に稀だ、長くても0.1秒しか見れない、それ故に錯覚だとも言われた
興味でもあったのか？｣
1度スマホから目を離し、桑島を見た
獪｢まぁ､､､はい｣
1度目を合わせてくれたが、直ぐに逸らした
｢そうか｣
桑島は比較的話しやすい
それは宇髄や冨岡と同じと言っても過言ではない
不思議な感覚に浸りながら、スマホを操作するが、ネットの速度が遅い
雨のせいで携帯が役に立たない､､､
仕方なく、外を見る
これいつ止むんだ？
情報では明日の朝までと聞いたが、この調子で、明日晴れるのか？
そんな思考をしていると、窓の外がピカリと光った
瞬きをするために目を閉じ、開けた瞬間
赤い雷と、青黒い雷が視界に入った
腹にある力を根こそぎさらって行くような威嚇的な雷鳴
ビリビリとした振動が鼓膜を響かせ、それと同時に殴られたような頭痛
締め連れられるような喉の痛み
そして、身体中がビリビリと振動し
頭の中に何かが入ってきた
自分が刀を持ち、化け物､､､否、鬼を切っている記憶
全集中常中を体に染み込ませる為に、必死に鬼を狩り続けた記憶
でも
獪岳と恋人になった時の高揚感が、特に大きく振動して、体に入ってきた
｢､､､｣
雷の音が鳴り止み、雨の音だけが残った
ただただ俺は、片手で頭を抑え、雷が見えた所を見つめるだけだった
そして、涙が出てきた
獪｢先､､､生？もしかして､､､思い出しました？｣
｢､､､ああ、今まで忘れていて、すまなかった｣
俺は手を広げる
獪岳が席から立ち、俺の方に向かってきた
そして、獪岳は俺の背中に手を回した
ーーー
毛布を渡して、俺は床に寝っ転がる
獪｢ふふ､､､何時ぶりでしょうね、こうして一緒に寝るのは｣
｢そうだな､､､でも、とても落ち着く｣
前世のように、人の気配を振動で感じることは出来ない
だが、魂に染み付いたその振動は、今でも落ち着く
俺は雨音を耳にしながら、眠りについた
ーーー
目が覚めると、朝日がカーテンを通して、俺達を照らしていた
雨の音は聞こえない
天気予報通り、晴れたんだな
上体を起こし、時計を見る
時刻は6時だった
目を擦り、教室を出て、水道に向かった
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きゅうり(プロフ) - ゆうきさんコメント有難うございます！まさか前作から見ていた方が完結まで読んで下さったのですか！とても嬉しいです！これからも頑張ります！ι(｀･-･´)/ (2020年6月11日 18時) (
レス) id: 72f03521a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 完結おめでとうございます、 前作から愛読していた為完結して涙が出てきちゃいました、w 前作の連載開始した頃はまだ獪岳の小説が全然なかったのですごく嬉しかった思い出があります。最高の作品をありがとうございました。 これからも頑張ってください！ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 869cc0f237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カスパロフ | 作成日時：2020年5月4日 21時
