雷鳴 ページ19
冨｢なぁ、轟針、一緒におはぎを食べないか？｣
｢おはぎ？あ、ああ、頂こう｣
冨｢ありがとう｣
冨岡はぱあっと表情が明るくなる
すると、懐からおはぎを出した
準備良すぎか
俺は受け取り、階段に座り、おはぎを口に含み、噛む
冨｢美味しいか？｣ソワソワ
｢ん、美味しい｣
店に出せるレベルで美味しいな
おはぎはあまり食べたことないが、これは美味しいの部類に入るだろう
最後の一口を飲み込む
冨｢また持ってくる｣
｢ああ｣
そういえば、不死川にもおはぎを渡したところを見た事あるな
不死川はおはぎが好きなのか？
そんな思考をしながら、俺は教室に戻った
ーーー
ホームルームの鐘が鳴り、生徒が席に着く
俺は全員いることを確認し、ホームルームを始めた
｢連絡を始める、今大雨警報が出ている、外は見ての通り大雨だ、暫くここに居た方がいい｣
灰色の雲を背景にバケツをひっくり返したような雨が降り注ぐ
そして窓に少し近づくと、吐息で窓が曇った
これは当分止みそうにないな､､､
｢家が近い者は帰って良いが、あまり勧めない
ここに7時までだったら居てもいい、部活もないしな｣
ピカリと窓の外が光り、ゴロゴロと雷が鳴る
何故かその音が心地よかった
俺は雷の音がどうしようもなく好きだった
ピカリと視界に光が指し､､､
ゴロゴロと喉を鳴らす猫のように音を出す
他の人に言ったら間違いなく引かれるので宇髄や冨岡ぐらいしか言っていない
宇髄は｢へぇ､､､｣とニヤニヤしながら答え
冨岡は｢俺も嫌いじゃない｣と、共感をしてくれた
俺は少なくても、友達や同僚に恵まれているようだ
ーーー
2時間くらい、トランプやら人狼ゲームやらを生徒とした
何故か俺だけずっと狩人だったが､､､
ふと時計を見ると、7時前になっていた
相変わらず雷の音は止まないが、これ以上は保護者からの迎えが必要そうだ
プルルルルと教室の電話が鳴る
多分この大雨の対応についてだな､､､と思い受話器を取り出し、耳に当てる
冨«Aか？大雨のことについて知らせたいことがある
今保護者にメールを送った、迎えに来るかそのまま学校で1夜を過ごさせるかのメールだ
明日は幸い祝日だから問題ないが、それまでは責任もって守ってくれ»
いつも思うけど電話越しだと饒舌になるよな､､､
｢ああ、わざわざありがとう｣
がチャリと電話を切り、生徒に説明をする
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きゅうり(プロフ) - ゆうきさんコメント有難うございます！まさか前作から見ていた方が完結まで読んで下さったのですか！とても嬉しいです！これからも頑張ります！ι(｀･-･´)/ (2020年6月11日 18時) (
レス) id: 72f03521a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 完結おめでとうございます、 前作から愛読していた為完結して涙が出てきちゃいました、w 前作の連載開始した頃はまだ獪岳の小説が全然なかったのですごく嬉しかった思い出があります。最高の作品をありがとうございました。 これからも頑張ってください！ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 869cc0f237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カスパロフ | 作成日時：2020年5月4日 21時
