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意識 ページ10

ずいっと俺を押し倒し、口を塞ぐ


そして、離れる


脳の整理が追いつかず、涙目になりながら獪岳を見る


獪「俺は師範に一目惚れしました、覚悟してください」


「それにしても、段階と言うものがあるだろ、、、」


羽織の袖で顔を隠し、恥ずかしさを緩和させる


獪「段階なんて、俺は知りませんので、俺なりに落とします

それでは、夜飯は今日は俺が作ります、手当の礼です」


「あ、ありがとう」


ーーーーーー
結局今日も夜飯を作ってもらった


その後は稽古をつけ、風呂に入った


にしても、夜飯がかなり美味しかった


また食べたい


俺はそう思いながら眠りについた

ーーーーーー
獪「俺は任務に行ってきます」


「ああ、気をつけて」


目を逸らし、送りを見守る


まだ昨日の事が頭を巡る、、、


朝ごはんを食べ終えて、俺は鴉に伝聞を受け取った


桑島さん、、、師範の手紙だった


«拝啓、轟針A»


«今日でAが独立してから9年、、、»


«つい最近、弟子が旅立ったぞ»


«儂は幸せ者じゃ»


9年間、直接会っていないが、字は相変わらず達筆だ


俺も返事を書こうと、紙とペンを用意する


«敬復、桑島慈悟郎様»


«私は先生の教え子になれて幸せです»


«つい最近、継子ができました»


«継子は熱心で、才能もあります»


«陰ながら見守ってくださると、幸いです»


「鴉、この手紙頼めるか?桑島さんに届けて欲しい」


鴉「了解!カァー!」


ーーーーーー
夜になり、俺は夜飯を作る


材料を切っている最中、ふと、昨日の出来事が頭に浮かぶ


そっと唇を触る


あの柔らかさにはびっくりした


幾ら男でも、これは気にしてしまう


しかも相手は自分のことが好きなんだぞ


味噌汁の味見をし、大丈夫だな、と思いながら蓋をする


すると、後ろから重みを感じ、温かみに包まれた


獪「ただいま戻りました」


耳にフッと息をかけられるような声で、身体が跳ねる


「ん、、、おかえり」


動揺を悟られぬ様に、平然を装う


だが、いつまで経っても離れない


「あの、、、もうすぐ飯できるから、待っていてくれないか?

と言うか、なぜ抱きつく」


獪「、、、この前の仕返しです」

任務→←応急手当



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きゅうり(プロフ) - 星妻桜@姉妹同盟さん» 安心せい!次回作ではもっとイチャイチャさせるでい! (2020年4月28日 17時) (レス) id: 72f03521a1 (このIDを非表示/違反報告)
星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - あ〜ッ!!!!獪岳がぁあああ!!!!辛いィィ! (2020年4月28日 15時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カスパロフ | 作成日時:2020年3月18日 1時

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