【鬼滅の刃】【獪岳】俺の継子が男前すぎて抱かれる話

獪岳 ページ50

黒(気配が感じない､､､あいつと似ている､､､)


｢獪岳、呼吸で血を止めろ、お前ならできる｣


獪｢は、はい！｣


1度深呼吸をする


片腕を失った今、目で筋肉の動きを見て行動するしか出来ない


目を凝らせ、この15年間何してきた


針の呼吸、弐ノ型、撃針


地を踏み込み、一気に詰める


だが、黒死牟は刀を使わず、腹を殴ってきた


思い切り宙に浮く


ｺﾞｷﾞﾘと肋骨が折れる音がする


｢ガ､､､ﾌ｣


呼吸がしずらい


まて､､､もしかして


黒｢骨が肺に刺さるとは､､､不運だな｣


呼吸が命の剣士にとって、これは痛すぎる


どっちにしろ、俺は失血で時期に死ぬ


ならば


俺は痛む肺を無理矢理動かし、呼吸をする


針の呼吸、漆ノ型、頂門の一針


今までの人生の中で1番早く踏み込む


首に刃を振り、刀を入れる


パキン


刀が折れて、地面に突き刺さる


黒｢ほぅ､､､この技は初見だ､､､｣


獪｢師範！｣


｢獪岳！逃げろ！お前も死ぬぞ！｣


足が悲鳴をあげて、筋肉が上手く動かない


精一杯踏み込んだからだ


ああ、死ぬ


頭の中で走馬灯が流れる


まぁ､､､俺は柱で2番目に長い歴を務めた


鬼殺隊の中でも生き残った方か


黒死牟が目の前に現れる


俺は最後に黒死牟を睨み、こういった


｢地獄に落ちろ｣


俺は為す術もなく、首を差し出した


最後に見えた獪岳の顔はそれはもう酷かったが、俺は黒死牟とは違う笑顔を向けた

ーーー
獪岳side


師範が､､､やられた､､､？


目の前の首は､､､師範の？


頭の中の整理がつかない


刀が震えて、上手く握れない


黒｢安心しろ、苦しんで死なせはしない、私をここまで追い詰めた隊士の弟子だ｣


月の斬撃が来る


冷や汗が垂れる


そして、腕や足に痛みが走る


獪｢っ､､､｣


黒｢ここまでだな｣


死ぬのか？俺は


でも、待てよ


師範の居ない中、俺はどうやって暮らせばいい？


唯一俺の力を認めてくれた人がもう居ない


ならば


死んでもいい


俺は首を差し出した


ーーー
Aside


大嫌いな赤色の彼岸花が咲き乱れる


ああ、俺は死んだのか


まだ色々獪岳にお礼も言えていないのに


骨が肺に刺さるとか、ダサすぎだろ､､､


獪｢師範！｣


後ろを振り返ると、獪岳の姿があった


｢お前､､､死んだのか？｣


獪｢､､､はい｣


死んでしまったのか､､､獪岳､､､


でも、寂しくなくなるとか言ってる最低な自分がいる


獪｢共に天国に歩みましょう｣


｢､､､ああ｣


獪岳は俺の手を引き、光の方に連れていってくれた

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