【鬼滅の刃】【獪岳】俺の継子が男前すぎて抱かれる話

針の呼吸 ページ46

紅｢あれ？珍しく内気？そういうとこ好きだよ？｣


｢は？気持ち悪い、反吐が出る｣


紅｢罵ってくれてありがとう、じゃあ、任務も終わった事だし、俺は藤の花の家に行くよ｣


そう言って紅は下山して行った


獪岳を探さないとな､､､


俺は辺りを見渡す


森のかなり向こうに人影があった


じっと見ると、月明かりで獪岳だということがわかった


そしてその前には鬼がいた


まだいるのかよ､､､！


鬼が獪岳に思い切り手を振りかぶる


｢！？｣


俺は思い切り地を踏み込み、走った


ダメだ、間に合わない


呼吸を使い、酸素を脚に集める


ただ、俺の努力も虚しく、鬼は獪岳を殴った


あの下衆が、獪岳を殴るだと？


腹が何故か蠢く


真っ黒に染まる


俺の中の針が激しく揺れる


ああ、早く殺さないといけない


あいつは生かしては置けない


針の呼吸、漆ノ型、頂門の一針


まず腕を切る


鬼｢いって！？｣


わざと自分の左右の手の力を違くする


こうすることで、切り口が歪み、痛みが増す


両足を同じく切り、最後に首を切る


が、俺は首の皮を1枚だけ残した


俺は鬼の後ろに木があることを確認する


針の呼吸、肆ノ型、突針


グサッと胴体と木を貫いて、治癒を遅らせる


鬼｢こんなの余裕だぜ､､､なんせ鬼は生えてくるからな！｣


俺はニッと笑い、自分の頭をずらす


日光が鬼に射して、鬼の胴体は焼かれる


鬼｢こんなのありかよ！！クソが！！ぎゃあああ！｣


俺は焼かれたことを確認し、刀を抜く


横に刃を振るい、血を振り払う


カチャリ、と鞘に入れる音が鳴る


｢ここから家は近い、帰ろう｣


獪｢助けてくれて、ありがとうございます､､､！｣


｢当然の事だ、気にするな｣

ーーー
布団に入り、天井を見る


早く殺さないと、あいつを


黒死牟の顔を思い浮かべる


10年以上前の記憶なのに、これだけはくっきりと覚えている


そして、俺の黒死牟のイメージは、“赤”だ


俺が視界に入っていた時は、血の赤、髪色の赤、瞳の赤


だから、昔から赤は大っ嫌いだった


なのに、念が強すぎて、俺の刀は漆黒を飾るのは真っ赤な稲妻となってしまった


俺が雷の呼吸を使う際も赤い稲妻になっていた


ただ、黒死牟を殺したら、何色になるのだろうか


獪岳と同じ、漆黒かもしれない


獪岳の瞳の色と同じ、翡翠色かもしれない


想像が膨らむな､､､


でも、まずは


黒死牟を殺さないと

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