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お菓子 ページ18

草履を脱ぎ、家に上がる


時計を見ると、2時になっていた


「じゃあ、腕立て20回」


獪「はい!」


俺も畳に手を付き、腕立てをする


腹筋はしばらく出来ないな


そんなことを考えながら、俺は鍛錬をした


ーーーーーー
「よし、今日はここまでだ」


獪「ありがとうございました」


俺は浴衣に着替え、角帯を締めた


獪「あの、、、師範に渡したいものがあります」


懐から瓶を取り出した


「なんだそれ」


無論、薬やら何やらの知識が無い俺には、瓶に入っているものが分からなかった


獪「砂糖菓子のようです、俺はよく分かりません

甘味処で、白髪の人からもらいました」


宇随から?


両手を差し出し、瓶を受けとる


瓶を開け、中の匂いを嗅ぐ


砂糖の中に、ほんのりあれの匂いがする


これは完全に、、、


「酒だ、しかも俺が好きなやつ」


パクリと1つ食べる


ガリっと音がしたあと、砂糖の膜の中に酒が入っている


獪「ひとついいですか?」


「ん」


俺は瓶を差し出し、獪岳も1つ口に入れる


1度驚いた顔をする


ただ、気に入ったみたいだ口角が上がっている


俺ももう一個口に入れる


なるほど、砂糖の甘みを求めたくなる味だ


久々の酒で少し微笑み、後で宇随にお礼の手紙を書こうと思う


獪「なんか、、、これ、暑くなります、、、」


獪岳は着物を少し気崩す


「ん?酔ったのか?」


獪「はい、、、酒は初めてな者で、、、」


「そうか、、、まってろ」


水を汲みに行こうと立とうとする


その時、腕の裾を掴まれた


獪「待って、、、ください、一緒に居させてください

師範とは、片時も離れたくない、、、!」


そして俺に抱きついてきた


「え?」


獪岳は俺の首筋をスリスリして、、、


噛み付いてきた


「い゛、、、獪岳?どうしたんだ?」


獪「俺、、、ずっと師範を襲わないように我慢してたんですよ、、、

でも、やっぱり無理です

師範が、、、欲しいです、、、」


目を見てそう答え、そのまま俺の口を塞いだ


ほんのり酒の味がする接吻は、容赦なく俺の口内をかき乱す


「ふ、、、ん、、、かい、、、がく?」


獪「ふふ、、、、、、、ん、、かわい、、、」


獪岳の肩を握り、恥ずかしい声が出ないようにこらえる


体格差が変わらないから、顔もよく見えてしまう


歯列をなぞられ、くちゅ、ぬちゃのようないやらしい音が屋敷に響く


上顎をなぞられる


「んん!、、、」


今までに無い快感は俺の体を跳ねらせるには十分だった

初→←回避



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きゅうり(プロフ) - 星妻桜@姉妹同盟さん» 安心せい!次回作ではもっとイチャイチャさせるでい! (2020年4月28日 17時) (レス) id: 72f03521a1 (このIDを非表示/違反報告)
星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - あ〜ッ!!!!獪岳がぁあああ!!!!辛いィィ! (2020年4月28日 15時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カスパロフ | 作成日時:2020年3月18日 1時

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