第二話＿星川さん ページ2
昼休み着信音が鳴り響く
｢ おい、Aのスマホなってんぜ？ ｣
｢ あー、ごめん デンジ ちょっと行ってくる ｣
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私は、誰も居ない空き教室にきた。
着信拒否にすると胸を撫で下ろす。
｢ お前さぁ何着信拒否してんだよ。 ｣
｢ !! ｣
ガラッとドアが開くとそこには背がやや高い男性が立っていた。その顔には見覚えがある。
｢ なんであんたがここに … ッ ｣
｢ なんでって俺教育実習生でこの学校に来たらたまたまここにお前がいた訳。てかバカのくせに話逸らしてんじゃねーよ ｣
彼の名前は、星川さん。私が逆らえない人物。
どうしよう。どうしよう。…
｢ Aちゃんここにいるの？ ｣
｢ ﾁｯ ｣
ドアの外から聞こえるのは吉田君の声だった。私は星川さんの横を足早に通りドアを開け吉田君の元へ向かう。
｢ 吉田君。行こ ｣
そう言うと私は吉田君の腕を掴みその場から離れた。
｢ ねぇ 、さっきのやばい人なに？ ｣
｢ 、、えっと、 ｣
なんて言おうか。私の過去なんて彼には話せない。
思い出すだけでもおぞましい。
あぁ、どうしよう。くらくらしてきた。
｢ ちょっと保健室行こっか。 話は今じゃなくてもいつでもいいからさ。 ｣
｢ ごめんね。ありがとう ｣
私は、吉田君の肩を借りた。
保健室につくが先生は、いなかった。
｢ じゃぁAちゃんは寝てていいよ。あのやばい人が来ないように俺みはっとくし。 ｣
｢ ほんと何から何までごめんね。 ｣
そういうと私はゆっくりと目を閉じた。
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作者名：鈴木? | 作成日時：2022年11月25日 21時
