いつもの、いつかの、いつのまにか＠jw短編集

花天月地で実る恋1　橙×赤 ページ40

リクエストありがとうございます。

久々のきりしげなので、若干緊張してます。(笑)

リアルせってー かみじゅんできてるせってー


橙 視点

しげおかー！と怒涛の怒り声をあげながら切れているのは、俺のマイダーリン淳太。

……嘘、神ちゃんのヒズボーイフレンド。

神ちゃんの睨みが怖いよー。あっ、ちょっと近づいた。しげを離そうと、しとんのかな。



黄 「はーあ、ホンマあいつ。｣



淳太が帰ってきた途端俺は、淳太をキリッと睨む。

そんな、睨むんなら……という淳太のつぶやきを無視して、またさっきと同じようにぷくーと頬を膨らませて楽屋を見渡す。

分かっているよ、でもな。そんなことさえ、淳太には気使わんでええから楽。

ぶすーと拗ねて淳太によしよししてもらっていると、あいつの視線をいつでも感じとる為に身につけた視線感知で2人くらい反応があった。

……どうせ、あいつやろ。

そんなあきらめと、すこしくらいという期待がまたぶつかった。

自分の腕から、視線を確認するためにすこし顔を上げる。……いつのまにか、視線はなくなっていた。



赤 「フフフ、さすが神ちゃんやなあ。｣



……代わりに、俺の元へと届いたのはあいつの微笑む声。

俺の片想いの相手、重岡大毅の。

淳太のもののはずなのに、何故か俺の片想いの相手に微笑まれとる神ちゃんの分までもう一度、淳太を睨んだ。




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