舞わせ、舞わせ5 ページ39
赤 視点
小瀧さんのもとから逃げ帰ってから、先輩に慰めてもらっていた。
紫 「そんな泣かんでも、あの男前ならやってくれるはずやて。」
濱ちゃん先輩の慰めのお言葉でさえ、僕の乾ききった心には届いてる気がしない。(申し訳ないけど)
でもっ、でもー、と言葉にならないような嗚咽を繰り返している僕に濱ちゃん先輩は、優しく包み込むように頭を撫でてくれた。
……暖かかった。
心を溶かすような暖かさに、思わず体も溶かしてもらおうかと錯覚するほどの暖かさ。一流になると心を離させないって言うけど、こういうことなんだ。
しばらく、暖かみを味わっているとともひろさんが
「お客さんやよ。」
と、流星さんの心を溶かしたであろう笑顔で呼びにきた。ともひろさんの笑顔は、暖かいとはちゃうのに、どこかポカポカになれるようなもの。
この時間って、珍しいなって言う気持ちと、ともひろさんみたいな笑顔があればなって言う気持ちが混ざって頭を掻き立てる。
赤 「こんばん、は。遅くなって……」
そういった瞬間、がたがたっという下駄を蹴る音が聞こえてきた。
誰、誰、怖いよ。誰か一緒に来て下さいよ。……なんて甘ったれた気持ちが、ふつふつと湧き出る。
アカン、アカン、僕は強くなるんやから。そう思うと前に進めた。
呼ばれたはずのところには誰もおらず、一枚のメモが残っていた。
“大毅君”
“今度、迎えに行きます。”
“あなたの気持ちを俺の気持ちと一緒に。”
……期待してええんやろうか?
“小瀧 望”
その文字を見た瞬間、僕は嬉しさで爆発しそうだった。
伝わるなら、大きな声で伝えたい。
“この恋を舞わして待っています”
……またひとつ、キュンが高鳴った。
End
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
わたがし様リクエストでした。
いかがでしたか?途中で力強い尽きたのを感じ取られたと思われます。(笑)
清々しい迷走でした。(笑)書き直すことも可能なので、是非言ってください。
リクエストありがとうございました。
ラッキーjw CP
青×赤
188人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
「ツキノハグマ」 - 深雪さん» コメントありがとうございます。私も、妄想してる時に男友達にキモッて言われてしまいます。(笑)お互い、周囲の人には気をつけてましょうね! (2018年2月14日 6時) (レス) id: 48b108c695 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 黄×赤 、、、一番好きなCP!学パロ大好物です。発狂しまくり頬緩みまくりで見てます。親からニヤニヤすんなってよく言われるんです(泣)話が違くなってしまいました!更新頑張ってください! (2018年2月12日 23時) (レス) id: 33a3185178 (このIDを非表示/違反報告)
「ツキノハグマ」 - (名前)あんさん» リクエストありがとうございます。すれ違いが、上手く書けるか心配ですが、青×赤という美味しいものを上手く書けるよう、頑張っていきます!気長にお待ちください。 (2018年2月12日 18時) (レス) id: 48b108c695 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あん(プロフ) - 赤受け大好物なので最高です!!リクエストなんですが、青赤でケンカしてしまい、沢山すれ違って最後はハッピーエンドが見たいです! (2018年2月12日 18時) (レス) id: 8ed3e70048 (このIDを非表示/違反報告)
「ツキノハグマ」 - わたがしさん» いえいえ、ありがとうございました。ロマンチックさを少し出してみようとした結果、ちょっと迷走してしまいました。(笑)また、リクエスト待ってます! (2018年2月2日 8時) (レス) id: 48b108c695 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:「ツキノハグマ」 | 作成日時:2017年12月8日 18時