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文化祭 ページ1

学パロ ar×in

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有岡side



「ということで、俺らのクラスの出し物は男女逆転カフェで」



クラスの文化祭実行委員が、そう言い放つ。



_______

_____



俺が先生とカフェで出すメニューやら内装やらの相談をしていると、服装の担当をしている女子に声をかけられる。



「ありおかー、ちょっときて」



先生にすいません、と言い、そちらに向かう。



「服は一応できたんだけど、サイズの確認したいから試着してもらってもいいかな。」



大貴「ああ、いいよ」



メイド服ねぇ…人生で初めて着るわ。



着替えの場所となっている被服室に足を運んでいる最中、今自分が置かれている状況について考える。



流石に男子全員メイド服を着るわけではなく、クラスで選抜された5人だけ。



俺はその中の五人にいるわけで…。



被服室に着くと、ドアの前にふりふりのメイド服を身に纏い、カツラを被った、手越くんこと手越祐也が立っていた。



大貴「おー、似合ってるじゃない。え、そんなふりふりなの?やだなぁ」



苦笑いしかできないんだけど…



祐也「いや、五人全員違うらしーよ?俺は俺にあったものってわけ。いやー、似合いすぎて困っちゃうわこりゃ」



そういって、パシャパシャと自撮りを始めた手越くん。



相変わらず絶好調だな。



確かに超絶可愛いわけだけども。



大貴「あれ、てか、伊野ちゃんは?」



祐也「はいはい、本当に好きね。伊野尾なら、女子がメイド服着せるのに苦戦してるとこ」



大貴「あー…」



確かに嫌がりそうだね…。



祐也「ちなみに後の2人は今さっき教室に向かったよ」



ああ、確かにさっきお揃いのメイド服を着た二人組の後ろ姿が…。



手越くんにありがとうと言い残し、被服室のドアを開く。

・→



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作者名:かーこ | 作成日時:2018年12月1日 20時

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