ある日の朝の音羽館6 モツ ページ7
起き上がったルー君は、目をギラギラさせていた。超怒ってる…。背中に炎まで見えてきた。肩をいからせながらツカツカと歩いてくるのを見て、とっさに逃げ出す。あれは絶対僕を疑ってる。だけど、少し遅かった。カーディガンをつかまれて、ぐいっと引き寄せられる。手、げんこつになってる！あたったら絶対痛いよ！
「うわぁぁぁ！違うよルー君僕じゃない！僕イタズラしてないよ!」
必死でジタバタしていったら、
「ヴォルフがそこまでいうなら…しかしなら誰がやったのだ？」
ギリギリで開放してくれた
「シューがやった。」
チョッちゃんがボソッと告げ口する。
「せ、先輩!誤解しないでください！私はただモーツァルトを…」
「そういえば子猫ちゃん、『イタズラしたらご飯抜き』って約束のことなんだけど…」
リストが言い出すと、二人が主張する。
「それシュー君にも当てはまるよね？ね？」
「当てはまりませんよね？」
当然、大家さんは混乱した。
「なんでこんな話になってるんですか？誰か説明して下さい！」
「ボクが説明する。カメラに撮ってあるからそれ見せればいい。」
一部始終がわかったみんなに
「「どっちが正しい？！」」
ってシュー君と聞いたら、奏助が最初に言った。
「つーか、どっちでもよくね？」
「「全っ然よくない！！！」」
「ちょ、落ち着いて…じゃあモツさんだけでいんじゃね？」
「えー！なんでよ！」
「だって、シューさん誰にも迷惑かけてないし…」
「そうだ。私は誰の迷惑にもなっていない！お前とは違ってな！」
「僕の背中にいっぱいアザ作ったのに？僕迷惑してるよ！」
「お前は例外だ！」
「ヴォルフだけでなく俺も被害者だが？」
「せ、先輩、それは…」
「それなら子猫ちゃんも被害者よね」
「いやそもそも家賃を入れてないのになんでご飯食べるのが当然になってるんですか？」
「今そんな細かいこと気にしてる場合じゃないって」
「細かくない。重要なのよ家賃は!ていうかあんたも家賃払いなさいよ奏助!」
「俺住人じゃないし」
「なら荷物まとめて出てけっていつも言ってるじゃないの」
「そういえばチョッちゃん、さっきモツと何してたの？」
「…モツの傷の手当。」
「まあチョッちゃんったら優しい！愛ね!愛だわ!そんなチョッちゃんに私からの愛！受け取って！」
リッちゃんに抱きしめられて、赤くなりながら苦しげに
「息できないから…やめて…」
ってうめくチョッちゃん。うーん、なーんか、面白くなくなってきたなぁ…
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月夏(プロフ) - さらささん» コメントありがとうございます…！！忙しくて、ゆっくりになるかもしれませんが、待ってて頂けると嬉しいです…！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: bfe685bbc8 (このIDを非表示/違反報告)
さらさ - 続き気になります！いつで持つので頑張ってください！ (2019年11月4日 14時) (レス) id: d3145eb9ce (このIDを非表示/違反報告)
さらさ - 続き気になります！ (2019年11月4日 14時) (レス) id: d3145eb9ce (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - 彩結さん» あ、早速ありがとうございます！彩結さんも頑張ってくださいね! (2018年5月5日 16時) (レス) id: 98ec3659ca (このIDを非表示/違反報告)
彩結 - 月夏さん» こんにちは☆怪盗リリー作者、彩結です！月夏さん沢山更新できてますね！！尊敬です。これからも頑張ってください (2018年5月5日 15時) (レス) id: 8985e8fb3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夏 | 作成日時：2018年4月9日 22時
