ある日の夕方の音羽館3 ショパン ページ22
不意に、コンコン、と玄関のドアからノックの音がした。
「はぁーい、どちら様ですか？」
そう言いながら、大家さんがドアを開ける。
そこに立っていたのは
「モツ！？」
モツは、居心地悪そうに、大家さんから目をそらした。
「もう……、心配したんだから……」
俯いた大家さんに、モツはバツが悪そうに頬をかいて、珍しく素直に謝った。
「えっと…、心配させちゃってごめんね、歌苗」
そして、階段にいるシューの前まで来て、これまた珍しく素直に謝る。
「えっと、シュー君、気に触るようなこと言ったみたいで、怒らせちゃってごめんね?」
「あ、ああ」
戸惑ったように頷きつつ、シューは目をそらした。まぁ、いきなり出ていったかと思えば帰ってくるなり謝られたらそりゃあびっくりするだろう。
「その手に持ってるのは何なの？」
雑誌をたたんで、立ち上がったリストがあくび混じりに訪ねる。
「あ〜、これ？…庭で、拾ったオルゴール。」
少し考えるような素振りだったのは、気のせいか？その割には目が泳いでいるように見えるのはボクの気のせいかな。
シューは、呆れたように
「なぜ、いろいろなものを拾うのだ？お前は」
と言う。
…いつかのベトのセリフと同じだ。
モツはオルゴールをみんなに見えるように、テーブルに置く。それを見て、歌苗が目を輝かせた。
「あ、それは…お祖母様のオルゴール!
モツ、どこで見つけたの？」
「えっと…、門の近くで埋まってた。」
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月夏(プロフ) - さらささん» コメントありがとうございます…！！忙しくて、ゆっくりになるかもしれませんが、待ってて頂けると嬉しいです…！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: bfe685bbc8 (このIDを非表示/違反報告)
さらさ - 続き気になります！いつで持つので頑張ってください！ (2019年11月4日 14時) (レス) id: d3145eb9ce (このIDを非表示/違反報告)
さらさ - 続き気になります！ (2019年11月4日 14時) (レス) id: d3145eb9ce (このIDを非表示/違反報告)
月夏(プロフ) - 彩結さん» あ、早速ありがとうございます！彩結さんも頑張ってくださいね! (2018年5月5日 16時) (レス) id: 98ec3659ca (このIDを非表示/違反報告)
彩結 - 月夏さん» こんにちは☆怪盗リリー作者、彩結です！月夏さん沢山更新できてますね！！尊敬です。これからも頑張ってください (2018年5月5日 15時) (レス) id: 8985e8fb3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夏 | 作成日時：2018年4月9日 22時
