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「あっちも考えがあるかもしらん。顔を変えてくる可能性もある」
そう言ってくるのんちゃんにしげが口を開いた。
「分かった。気を引き締めていくで」
こうなったらしげはもうターゲットの事しか考えていない。確実に殺す。それは俺も同じはずなのに。
「着いたで」
そう思っていると淳太がそう言った。
「神ちゃんとしげはここでバイバイや。これから流星を送ってからまたここに戻ってくるな。それまでに変なことせんといて」
逆にしげにしか言ってないその言葉に当の本人は完全シカトをかます。
「神ちゃん行くで」
「お、おん」
先に進むしげに急いで着いていく。
「はぁ…。まあ、死なんといてな」
そんな淳太の声を背中に感じながら。その言葉は少なくとも死に急ぐ俺たちを止める抑止力となっている。
「ここの中か…」
一応正装で来ているため国の力を使い顔パスで中に入る。しかし周りを見渡してもそれらしき人物が居ない。
「顔変えてきたんかな」
「分からん。まだ来とらんだけかもしれんから様子見や」
俺がそう言うとしげは素直に頷いた。ここでなにも飲まないのは流石に怪しすぎるため注文する。
「あんま飲みすぎんなや」
「分かっとる」
酒の弱い俺は極力それがバレないように適度にお酒を喉に流し込んでいく。
「というか、あんま心配かけたらあかんよ」
「かけとるつもりはないんやけどなあ」
俺としげだけじゃない。みんな自分の命なんか二の次だから心配になる。元暗殺者だから仕方ない。だけど。
「俺らももう2人だけやないからさ」
そう言うとしげはにへらと笑った。しばらくしげと他愛もない会話をしているとインカムから音が聞こえた。
「相手にハッキングした事がバレた。顔を変えてくるかもしれん」
のんちゃんの言葉にしげと目を合わせる。そして、飲み終えたグラスを置いて2人して立ち上がった。二手に分かれて探す。
BARとしては広めなこのお店。極力キョロキョロせずに探していると。
「キャー！」
銃声と共に誰かの叫び声が聞こえた。
「ちょ、通らしてください！」
全員が逃げるように出口へ向かう。出口側にいた俺はその波に抗うように無理やり進んで行った。声が聞こえた方へ。するとインカムからザザッと音がした。
「何があったん！？」
焦ってるのんちゃんの声が聞こえる。
「分からん！やけど、誰かが撃たれた」
それだけ言うと突然インカムの線だけが切れた。
「え…」
２回目の銃声と共に。
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年長さん(プロフ) - ブラックな少女さん» コメントありがとうございます。少し怖くしすぎましたかね？もうちょっと抑え気味でいけるよう努力致します！ (2022年10月23日 2時) (
レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックな少女 - 42の流星、怖い、サイコパス…。 面白かったです (2022年10月21日 19時) (レス) @page44 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - とっても面白くて何度も読んでしまいました！素敵なリクエストのお話ありがとうございました。 (2022年10月21日 7時) (レス) @page44 id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)
年長さん(プロフ) - みかちゃんさん» 間が空いてしまってすみません💦これにて終わりですがあまり期待に添えませんでしたら申し訳ございません。 (2022年10月21日 1時) (レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - リクエストがとても面白くて続きがワクワクしてます！ゆっくりで作者さんのペースで楽しみにしてます！ (2022年10月20日 22時) (レス) id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年長さん | 作成日時：2022年8月30日 0時
