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そんなことを思っていると濱ちゃんが突然こちらを向いた。正確には監視カメラを見た。すると、濱ちゃんが少し笑ってから怖い顔をした。

「そこで待っとけや」

そう言うと濱ちゃんは監視カメラを銃で撃った。撃たれたカメラはもちろん壊れたらしく、画面は黒く染まっていた。

「ど、どうしよ」
「もう…!こいつを殺すしか…」

焦った2人はそんなことを言い出した。なぜそんな安直なのか。そんなことを考えていると銃を突きつけてくる。うわ、ホンマにする気やん。そう少し焦っていると後ろから声が聞こえた。

「あれ、のん生きとるやん」

俺が驚いて後ろを振り返ると少し驚いたような顔をしたしげが立っていた。

「しげ…!」

俺がそう言うと同時に俺に銃口を向けていた奴の手から銃が弾かれた。

「は…」

男らは後ずさる。しかしそれに合わせるかのように滲みよっていくしげ。2人の背中が壁に当たった時、しげが満面の笑みで言った。

「お前らが待ってたリーダーのしげちゃんやで?最期に会えて嬉しかったやろ?」
「くそっ…!」

1人が自暴自棄になりしげに襲いかかろうとした。するとどうだろう。その男はしげに襲いかかる前に倒れていった。

「ヒッ…!お願いします!命だけは…!」

あー、こいつも命乞いするんや。こいつの醜態をみて得たのは怪訝だけ。所詮こいつらは怖いもの見たさで俺らを襲ったんだろう。そりゃ、同業者のあんなWebページを見たらやりたくなってしまうのは分かるが。仮にも俺ら殺し屋やで?

「恐怖を感じたいんやったらお化け屋敷にでも行くんやったな」

しげがそう言うとどこにいたのか分からないが照史が突然現れて相手を斬った。しげも照史も返り血を被っていた。

「ほら、大丈夫か?」

そう言って俺を縛っていた紐を解いてくれたのは先程見事に相手の銃を撃って弾き飛ばした神ちゃんだった。

「ごめん。ありがと…」

俺がそう言うと照史は呆れたように笑った。

「しげものんちゃんも互いに言わなあかんことあるやろ?」

そう言われてしげと改めて向き直る。先に口を開いたのはしげだった。

「ごめん。あん時頑固になってもうてた」

こういう時しげも年上なんだなって思う。俺も自然と謝っていた。

「俺もごめん」

そう言うと互いに見つめ合って笑いだした。喧嘩はよくするから仲直りだってよくする。だけど、いつまで経ってもこの空気がなれない。

「じゃあ、家に戻るか」

しげがそう言って差し出した手を握った。

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年長さん(プロフ) - ブラックな少女さん» コメントありがとうございます。少し怖くしすぎましたかね?もうちょっと抑え気味でいけるよう努力致します! (2022年10月23日 2時) (レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックな少女 - 42の流星、怖い、サイコパス…。 面白かったです (2022年10月21日 19時) (レス) @page44 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - とっても面白くて何度も読んでしまいました!素敵なリクエストのお話ありがとうございました。 (2022年10月21日 7時) (レス) @page44 id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)
年長さん(プロフ) - みかちゃんさん» 間が空いてしまってすみません💦これにて終わりですがあまり期待に添えませんでしたら申し訳ございません。 (2022年10月21日 1時) (レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - リクエストがとても面白くて続きがワクワクしてます!ゆっくりで作者さんのペースで楽しみにしてます! (2022年10月20日 22時) (レス) id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:年長さん | 作成日時:2022年8月30日 0時

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