13仲直り ページ14
前回のはまじゅんの仲直り編です
ガッツリBL入ってます
紫side
家に戻ると神ちゃんはご飯の支度にかかり、流星はその神ちゃんを邪魔するかのようにくっついていた。のんすけは神ちゃんにご飯が出来たら呼んでといい、自分の部屋に戻って行った。
そしてリビングに残された俺達。淳太はまだ気まずそうだった。かく言う俺も気まずいのだが。しかし照史としげが戻ってくる前には仲直りしなければならない。あの淳太セコム達に俺は釘を刺されているのだ。俺は意を決して淳太に声をかけた。
「淳太」
すると、淳太は少しビクッとしてから俺の方を見た。けれどこっちを向いた淳太は明らかに子供のようだった。涙目で不安そうにこちらを見ている。もしかして淳太…結構今回のターゲットが怖かったのか？俺はそう思うと自然と淳太を抱き寄せていた。
「ごめん。淳太。俺淳太が他のやつとキスしとる所なんか見たない」
俺がそう言うと淳太も恐る恐る俺の背中に手を回す。
「俺こそごめん。あん時意地張ってもうた。濱ちゃんが俺をそんな求めてへんと思って…」
だんだん言葉尻が弱くなっていく淳太が愛おしい。
「そんなわけないやん。あん時俺も意地張ってもうて。キスなんてしてほしないのに、ええでなんて言ってもうた」
そう言うと淳太少し唇をとがらす。
「なんやねん。意地って…」
そんな淳太に俺はあはは…と言葉を濁す。だって絶対言えない。あそこで嫌だと言うとがっついてる感じがして恥ずかしかったとか。どこの中学生やねんっていうはなしやん。俺は模索されるかなと思ったが淳太は察してくれたのかそこまで問い詰めてこなかった。
「なあ、濱ちゃん。俺ってさ…めんどくさいねんで？」
「急にどうしたん？」
俺が思わずそう聞くと淳太は俺の無い肩に顔を埋めて言った。
「今回も気持ち悪い奴相手にハニトラ頑張ったから。…ご褒美ちょうだい…？」
最後の言葉だけ耳元で小さく言ってくる所があざとい。だけど残念な事に淳太の言うご褒美は昔俺が思っていたご褒美とは全く違う。俺はこの先の俺に喝を入れて淳太に言った。
「ええよ」
すると淳太は俺から手を離し俺の足の間に俺に背を向けて座ってきた。
「濱ちゃん。今日濱ちゃんの部屋で寝てええ？」
「ええよ。待っとる」
ただただ甘えてくるだけ。何にもさせてくれない。気分が良くなればさせてくれるが甘えてくるのは大抵疲れているときだからそんなことは滅多にない。俺の理性よ。頑張ってくれよ。
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年長さん(プロフ) - ブラックな少女さん» コメントありがとうございます。少し怖くしすぎましたかね？もうちょっと抑え気味でいけるよう努力致します！ (2022年10月23日 2時) (
レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックな少女 - 42の流星、怖い、サイコパス…。 面白かったです (2022年10月21日 19時) (レス) @page44 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - とっても面白くて何度も読んでしまいました！素敵なリクエストのお話ありがとうございました。 (2022年10月21日 7時) (レス) @page44 id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)
年長さん(プロフ) - みかちゃんさん» 間が空いてしまってすみません💦これにて終わりですがあまり期待に添えませんでしたら申し訳ございません。 (2022年10月21日 1時) (レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - リクエストがとても面白くて続きがワクワクしてます！ゆっくりで作者さんのペースで楽しみにしてます！ (2022年10月20日 22時) (レス) id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年長さん | 作成日時：2022年8月30日 0時
