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※少し暴力表現入ります
「抜かしたこと言うてるんやないぞ」
冷静になんの感情も持たずにそう言い放つ淳太さんにアイツは目を見開いた。そりゃそうだろう。コイツが見ていた淳太さんは自分に好意を抱いている淳太さんなのだから。
「は、え…」
だけど困惑しているコイツを見下ろす淳太さんはまだ女性のままだった。多分見惚れているだろうコイツの顔が急に何かによって隠された。
「んがっ…！」
「人の恋人を気色悪い目で見んのやめてくれへん」
そう。濱ちゃんの足がコイツの顔を踏んずけたのだ。しかも真顔で。俺は流石に怖くて少し後ずさる。それでもグリグリと踏み付ける濱ちゃんはまさに帝王だった。
「大丈夫か？」
俺が脅えているといつの間にか俺の近くに来ていた神ちゃんが心配してくれた。
「いや…濱ちゃんの振り幅えげつないですね」
俺が正直にそう言うと神ちゃんは乾いた笑いをして。
「これでもまだそんな怒ってへんのやで」
と恐ろしいことを言ってきた。俺の顔が引き攣っていると淳太さんが後ろを向いて手招きをしてきた。俺はオドオドしながら神ちゃんに背中を押され近くに行く。
「もうそろそろ殺す予定やけど何か言いたいことある？」
優しい笑顔でえげつないことを聞いてくる淳太さんに俺は少し考えて、元親友の顔の近くまで行ってしゃがんだ。すると濱ちゃんが足を退けてくれる。俺は顔面を踏まれてボロボロになっている顔に話しかけた。
「俺さ、お前のこと許してないの。奥さんのことを酷い目に合わしたお前のことなんて」
「ご、ごめんて。だから、助けてよ…」
俺にすら助けを求めてくるコイツに少し同情する。しかし、俺はそれでもコイツのこと許せない。
「俺、お前より奥さんの方が大事なんだ。お前が死んでくれた方が奥さんが安心して暮らせるんだ」
そこまで言うとこれから自分の身に何が起きるのか分かったのか顔の色が変わる。
「いや、…嫌だ…っ…！死にたくない！」
懇願するコイツに俺は言う。
「それさ、言ってどうにかなると思ってるの？」
少しWESTと一緒に居すぎたのかもしれない。目の前のこの人が死ぬというのに俺はあまりにも冷静だった。
「ありがとう。親友だと俺は思ってたよ」
そう言って俺は離れる。元親友はいっちょ前に裏切られたような顔をしていた。
「もうええの？」
淳太さんの近くに行くとそう聞かれたので俺は頭を縦に振った。その後どう殺したかは淳太さんに後ろを向かされ耳を塞がれたので分からない。
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年長さん(プロフ) - ブラックな少女さん» コメントありがとうございます。少し怖くしすぎましたかね？もうちょっと抑え気味でいけるよう努力致します！ (2022年10月23日 2時) (
レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックな少女 - 42の流星、怖い、サイコパス…。 面白かったです (2022年10月21日 19時) (レス) @page44 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - とっても面白くて何度も読んでしまいました！素敵なリクエストのお話ありがとうございました。 (2022年10月21日 7時) (レス) @page44 id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)
年長さん(プロフ) - みかちゃんさん» 間が空いてしまってすみません💦これにて終わりですがあまり期待に添えませんでしたら申し訳ございません。 (2022年10月21日 1時) (レス) id: fc92530c03 (このIDを非表示/違反報告)
みかちゃん(プロフ) - リクエストがとても面白くて続きがワクワクしてます！ゆっくりで作者さんのペースで楽しみにしてます！ (2022年10月20日 22時) (レス) id: 12323e65ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：年長さん | 作成日時：2022年8月30日 0時
