三十九話 ページ47
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「…あと、管理人様」
土籠がそう言った瞬間、普の肩がビクッと反応した。
居るの？と問われているみたいに、怯えているけど…
…1発殴る
「別に。無理に止めるより、本人の意志を尊重したいから」
そう言いながら、普の元へ歩いて行った。
足音がするたび、普は後ずさりする。後ずさるってことは、何をされるかわかってる…すなわち、自分が悪いと気づいているんだ。
私は、途中で歩を止めた。
「…覚悟してよ」
そう言いながら、普を殴った。
…といっても、大分力抜いたけど。
保健室の隅にいる普は、ポカンとした顔で私を見つめてきた。
怒ると思ってたのかな。まあ、最初は怒るつもりだったけど。
「…おこらないの？」
そう普が尋ねてきた。
土籠も、ポカンとしてる。
私が怒ると思っていたみたいだ。
本人の反応を見てから怒らないと。
じゃないと、本人の意見を無視することになるから。
だから、怯えていたら、話は聞く。
ただ佇んでるだけだったら、怒る。
そんな、単純な理論だ。
「どうせ、つかさが来たとか、そんな理由で台無しにしたんでしょ。
本人の意見も聞かずに怒るような人間じゃないよ」
「…何か、変わったネ。サウべ」
「そんなに変わってないよ。ただ、疲れてるだけ」
嘘。
疲れてなんかない。
自分でも、変わったなって、思ってる。
だけど、それが過去の自分なんだから、仕方ない。
そう、私は誤魔化した。
何をどう誤魔化したのか、よくわからないけど。
「謝ってきなよ。後悔する前に」
私は、そう言いながら、保健室を出て行った。
寧々ちゃん、どうなったかな。まあ、いざとなったら普が止めてくれるか。
行って欲しくない、そんな思いは、飲み込んで流すことにした。
このおもいが、普に対するものか、寧々ちゃんに対するものかは、よくわからない
…今はいいか。
そう思いながら、廊下をゆっくり歩いて行った。
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エユ（このみ☆）(プロフ) - 加奈さん» ありがとうございます！最初のあたりはかなり大雑把な文になっていますが、ちょっとずつ進化してるので御安心を…最高だなんて…嬉しいです！ (2019年8月14日 14時) (
レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - こういうダウナー系の主人公待ってました…最高。 (2019年8月14日 11時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)
エユ（このみ☆）(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます！ (2019年4月30日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
黄泉 - とっても面白いですね！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: 4a1429c7dd (このIDを非表示/違反報告)
木の実☆（このみ☆）(プロフ) - 空(くう)さん» ありがとうございます！わかりやすくては良かったです…！(*^▽^*)更新、これからも頑張ります！(*･ω･)ﾉ (2018年9月30日 19時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木の実☆（このみ☆） x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年9月17日 21時
