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二十八話 ページ33



あ…そういえば…さっき、普のこと、普って呼んでた…まあいいか。

次からは気をつけよう…


「花子さん、源くん、保健室行ってくる」


花子さんと源くんの返事を聞かないまま、私は図書室から出た

眠い…保健室で寝よう…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…あー…寧々ちゃん、寝てる…」


心地よさそうに眠る寧々ちゃんは、まるで、童話に出てくる姫みたいな…ヒロインみたいな、顔だった。

まあ、実際、ヒロインなんだけど

私は、寧々ちゃんの隣にあるベッドに潜り、眠りについた。

寧々ちゃんの出会いを、思い出しながら


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「初めまして!えっと…差宇部裏ちゃん、だよね?」

「うん」


昼休み、突然私に話しかけてきた、ウザイ2人組。
友達なんていらない。こんな奴はそこら辺の明るいギャルとかでも遊んでるほうが良い。
私は、そう思っていた。


「私の名前は八尋寧々。私の隣に居るのは、私の友達の葵。これからよろしくね」

「よろしくね、裏ちゃん」


"よろしく"なんてしたくない。
どうせ後から嫌われる。
それに、卒業後は赤の他人。
私は、卒業できないけど。


「別に、よろしくしなくていい」

「じゃあ、よろしくしてくれるまで頑張るね!」

「それまでは、他人以上友達未満…だね!」

「…はあ」


勝手に言われても困る。
でも、まあいいか。
めんどくさいし、また後で。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…懐かしい。
確か、この時は、知らなかった。
寧々ちゃんの寿命、かかっている呪い…
…まあ、考えもしなかったから、だけど。

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エユ(このみ☆)(プロフ) - 加奈さん» ありがとうございます!最初のあたりはかなり大雑把な文になっていますが、ちょっとずつ進化してるので御安心を…最高だなんて…嬉しいです! (2019年8月14日 14時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - こういうダウナー系の主人公待ってました…最高。 (2019年8月14日 11時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)
エユ(このみ☆)(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます! (2019年4月30日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
黄泉 - とっても面白いですね! (2019年4月30日 14時) (レス) id: 4a1429c7dd (このIDを非表示/違反報告)
木の実☆(このみ☆)(プロフ) - 空(くう)さん» ありがとうございます!わかりやすくては良かったです…!(*^▽^*)更新、これからも頑張ります!(*・ω・)ノ (2018年9月30日 19時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木の実☆(このみ☆) x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月17日 21時

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