: ページ11
. 貴方
「 Aさん、気づけなくてすみません… 」
『 え、そんな…！私の自己管理のせいだから、謝らないでください… 』
「 とりあえず、少しお休みになってください 」
.
.
そう言って部屋を出ていくスタッフさん
私のせいなのに、スタッフさんに謝らせてしまった
あーあ、実彩ちゃん怒ってるだろうなぁ…
.
.
そんなことを考えながら少し経って
ベッドを抜け出そうとしたらタイムリーに開くドア
.
.
真「 あ、何しとるん！ 」
『 えっ、真ちゃん… 』
真「 みんな今、話し合っとるよ 」
.
ベッドから抜け出そうとしてたことがバレて
すぐに連れ戻され、完全子ども扱いの私
.
.
『 私、もう治った 』
真「 なんで貧血って言わへんの、ほんまにびっくりした 」
『 …ごめんなさい 』
.
.
布団を被せられ、頭を撫でられる
2歳しか違わないのに、急にお兄さんっぽくなる真ちゃん
軽く怒られてプロ意識低い、なんて考えて1人で落ち込む
.
.
.
真「 あんな、Aだけが辛いんやない
倒れそうなのはAやのに、なぜかにっしーまで倒れそうやったし
秀太やって冷静やったけど、ほんまは焦っとったと思う
みちゃこも、日高も、俺も、心臓止まるくらい心配やった
それだけみんな、Aが大事やねん 」
.
.
.
本当はリハーサルってね、怖いの。
最年少の私だけが置いていかれちゃいそうで、ただがむしゃらに前だけを向いて
心がつまづいても、ずっと知らないふりをしてた
.
真ちゃんの暖かい言葉が心に染み渡って
さっきまでの焦りがかき消される感じ
自然と溢れてくる涙もその証。
.
.
.
真「 やから、焦らんでええの
Aらしくおる事が1番やで
Aはいっつも頑張り過ぎやねん 」
.
.
泣きすぎやって、なんて言ってるけど
ほぼほぼ真ちゃんのせい
.
.
真「 Aには笑顔が似合うんやで 」
『 うんっ…！！ 』
.
また今日も助けられた
メンバーに会ったら絶対言おう
いつもありがとう、って。
...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 392人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るーたん(プロフ) - 最年少がーるいいですね！面白過ぎる (2019年1月30日 22時) (
レス) id: e9fd11ff95 (このIDを非表示/違反報告)
あおたぴ(プロフ) - まよさん» ありがとうございます…(；；)だっちゃんですね！書きます！ありがとうございます！！ (2018年10月14日 13時) (レス) id: e362b46b7b (このIDを非表示/違反報告)
まよ(プロフ) - 最年少がーる大好きでいつも楽しみにしてます...！ よかったらだっちゃんとの絡みも見てみたいです！これからも応援してます！ (2018年10月14日 1時) (レス) id: d41bf9f936 (このIDを非表示/違反報告)
あおたぴ(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます!!真ちゃんですね！おけです！ (2018年10月9日 13時) (レス) id: e362b46b7b (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 真ちゃんオチがいいです！！あと、もっと真ちゃんとの絡みみたいです！ (2018年10月8日 23時) (レス) id: b4e0b369df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおたぴ | 作成日時：2018年9月19日 15時
