「お姉ちゃん」の定義とは。 ページ17
Aside
アンナ「…そうだ！せっかくだから、Aの髪の毛結んじゃおうよ〜」
ギルダ「いいねぇ！腕が鳴るわ〜」
あら、二人とも。本来の趣旨忘れちゃってますよ？
…まあ、楽しそうだからいっか。
ギルダ「それじゃあ…、オーダー何かありますか？お客様。」
『おっ、ノリノリだねぇ。…うーん、じゃあお任せで！』
アンナ「かしこまりました〜！」
＿＿＿数分後＿＿＿
ギルダ「A？おーい、できたよ〜！」
アンナ「ほら、起きて〜！」
『＿ん？あっ、ごめん寝てた。…おおー！なんかポコポコしてる〜！』
アンナ「横を編み込みにしてみたんだ〜！」
『ほぉ〜！さすが女子だ。』
ギルダ「…それもただの編み込みじゃないんだな〜。花もさして一緒に編み込んであるの！」
『…そんなの、いったいどこで覚えてくるのかしら。私が知らない間にそんなことまで
できるようになっていたのね…！お姉ちゃんは鼻が高いよ！』
そう私が言った。
すると二人はなぜかキョトンとした顔で黙ってしまった。
…ん？私なんか変なこと言ったかな。
そしてギルダが思い出したかのように
ギルダ「…あっ、そっか。Aって私たちのお姉ちゃんなのか〜！」
と言った。
…えっ、ちょっと待って。今のは聞き捨てならんな。
…てゆーか、
『「あっ、そっか。」って、今初めて意識したみたいじゃん！しかも悪気無さそうに…。
まあ、確かにちょーっとだけ子供っぽいかもしれないけど。ほんのちょーっとね。
…でもそんなにお姉ちゃんらしくないかなぁ⁉案外ちゃんと私もお姉ちゃんやってるよ⁉』
そう言って私は頬を膨らませた。
アンナ「そういうところだと思うよ〜？頬を膨らませちゃうところとか。
なんかAはお姉ちゃんっていうよりも可愛い妹って感じがするんだよね〜！」
…アンナまで。。。
うん、でも薄々感じてはいたんだ。
アンナやギルダの方が大人っぽいし、精神年齢も上なんだろうなーって。
でもさ。
それを本人たちからも言われるってお姉ちゃんとしては悲しくない⁉
ギルダ「確かに、なんかAのことを見てるとなんかほっとけなくなるっていうか…。
無性に撫でたくなっちゃう。」
いや、私一応最年長なんだけどな。
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紅華 - 面白いです！更新待ってます！ (2020年6月15日 19時) (
レス) id: 7b082dad3b (このIDを非表示/違反報告)
えのきの里(プロフ) - 外すの忘れちゃってました…わざわざ教えていただきありがとうございます！ (2019年3月21日 19時) (レス) id: 5e9c55c38c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年3月21日 19時) (レス) id: c596c0896b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えのきの里 | 作成日時：2019年3月21日 19時
