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〜僕の手品〜 Four ページ5

「師匠!!ホラ!こんなことも出来るようになったよ!」
『凄いじゃないか!ベル!飲み込みが早いな』

師匠はまた僕の頭を撫でてくれた。それだけで、僕の心は暖かくなった

「あっはははは!ありがとう!」
『そうだ。ベル、君に頼みがあるんだ。私のこと、師匠ではなくアイビーと呼んでくれないか?』
「え?でも」
『頼むよ!ベルからの初めての贈り物だから、』

手を合わせて僕に頼み込んだ。
断る理由もないし、最も、
僕からの贈り物をそこまで大切にしてくれる人からの頼み事を聞かないわけにはいかない。

「あ、アイビーがそう言うのなら!」
『ありがとう。ベル』

僕のほおはきっと綺麗な薔薇色になっていたことだろう
もはや師匠は僕の親のような存在になっていた

『ベル、君は変わったな。笑顔が増えた。』
「え?そ、そうかなァ〜〜!」
『うん。良いことだ。これからもその笑顔を絶やすなよ』

僕は元気よく頷き、マジックの練習を始めた

『さぁーて、私も練習するかな』

そう言い師匠は縦長の箱を持ってきた。そして、160cm位の人形を箱の中に入れた。
これは・・・

「串刺しBox」
『そう。見てみるかい?ベル。』

また僕は元気よく頷く

『よし。』

スゥっと息を呑み、師匠は口を開いた

『さぁさぁ喝采を!串刺しショーの始まりだよォ〜!』

師匠のよく通る声は、より一層マジックを楽しませてくれた

『ハイッ!中の人形はこの通り無傷!!』
「アイビー凄い!!僕もそれやって見たい!」
『ベルにはまだ少し早いかな?』

悪戯な笑みを浮かべて師匠は言った
僕はほおみんな優しくしてくれたを膨らませて叫んだ

「アイビーに教わらなくても出来るよ!
僕、1人で練習して、完璧に出来たら見てもらうから!!!」

師匠は目を丸くして驚いていた
しかし、すぐにクスクス笑い出した

『あはは!分かった分かった。じゃぁ、少し貸してあげよう。出来たら教えてくれ』
「うん!ありがとうアイビー!」


僕はこの時はまだ知る由もなかった


師匠とのこの幸せな日々が

終わりに近づいてきたことに

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ベルベルp - メリッサさん» 了解しました!期待に添えるかは分りませんが、書いてみますね! (2017年10月23日 13時) (レス) id: faa9274c35 (このIDを非表示/違反報告)
メリッサ(プロフ) - クロか真昼の小説を書いてほしいです (2017年10月22日 21時) (レス) id: 5afd463ae3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベルベルp | 作成日時:2017年9月20日 22時

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