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〜僕の手品〜   nineteen ページ20

椿「――――-で、負けちゃったわけか」
「う゛・・ごめんねェつばきゅん」

あの後、怠惰は人間のガキと契約してしまい、僕はあっさり負けてしまったのだ。
おまけに人形の姿になっちゃったから、つばきゅんに迎えに来てもらう羽目になった

椿「いいよ。無事で何より。あぁそうだ。昨日オトギリが君に話したいことがあるって言ってたよ?」
「え?ギリオトがァ?珍しいねェ」

いっつもハイテンションの僕と違って、ギリオトは静かだ。
正反対だから、何かにつけて僕と気が合わなかったりする。
別に仲が悪いわけじゃないけど、話す機会は割と少ない方だ。
そのオトギリが自分から話したいって言ってくるのは
初めてかもしれない。

椿「まぁとりあえず、回転ずしでも行こうか。新しく開店したところがあるんだ」
「・・はァ?」
椿「本当なら皆も誘って行きたかったんだけど、予定が入ってるらしくてね」
「・・・・つばきゅん、ちょっと僕を元に戻してくれる?」

つばきゅんはちょっと驚いていたけど、いいよと僕を人型に戻してくれた
そして僕は急いで携帯を出し、メールをチェックする
・・案の定、沢山のメールが届いていた

1、桜哉、≪椿さん頼んだぞ。≫

おい桜哉ァ・・!!!

2、ヒガン、≪行きたいのはやまやまなんだけど・・致し方無し≫

いや絶対思ってないだろ

3、ギリオト、≪・・困ります。・・椿さんお願いします≫

こっちが困るよォ!!!

4、シャム、≪部屋を片付けるのに忙しい。お前が若の相手をして来い≫

アァン゛?!!

携帯を閉じ、きつく握りしめる

「あいつらァァァァ・・!!!」

僕に貧乏くじを引かせたなァ!!
とは言え、つばきゅんを悲しませないためにも、此処は行くしかない

椿「?どうしたの?」
「!!い、いやァ・・何でもないよォ〜〜!?」
椿「そう?じゃぁ行こうか」
「う・・うん・・」


トボトボとつばきゅんの後ろについていく僕の横を
一人の男が通り過ぎた

まとっている空気に、懐かしさを感じて振り返った時
そこには誰もいなかった

「・・・」
椿「ベル〜〜?」
「・・あ、い、今行くよォ〜〜!!」

つばきゅんの元に走っていく僕の後姿を
誰かが見ていたことに、僕は気づいた

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ベルベルp - メリッサさん» 了解しました!期待に添えるかは分りませんが、書いてみますね! (2017年10月23日 13時) (レス) id: faa9274c35 (このIDを非表示/違反報告)
メリッサ(プロフ) - クロか真昼の小説を書いてほしいです (2017年10月22日 21時) (レス) id: 5afd463ae3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベルベルp | 作成日時:2017年9月20日 22時

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