手品師匠と手品師少年

〜僕の手品〜　　　　seventeen ページ18

？「・・・ア・・キア・・・ベルキア！」

遠くの方から誰かの声が聞こえる・・・
そう思っていた次の瞬間、デコピンされた

「いってェー！！え？あ、桜哉・・」
桜「何ボーっとしてんだよ。ホラ、さっさと行くぞ」
「・・何処に？」

僕がそう尋ねると、桜哉は呆れたと言わんばかりにため息をつく

桜「はぁ？さっきの椿さんの話聞いてなかったのかよ。」
「つばきゅんの話？」

桜哉は面倒臭そうにつばきゅんの話の内容を話してくれた

１、どうやら怠惰が此処日本にいるらしいという情報が入った
２、しかし長男だけあって動きが早く、一人で見つけるのは困難だ
３、仕方がないので桜哉と僕、オトギリで手分けして探すことになった
４、オトギリは単独で探したいと言っていたから強制的に僕と桜哉が一緒に行くことになった

・・ということらしい

「へぇ〜、分かったよォ〜じゃ、行くかァ」
桜「でも珍しいな。お前椿さんの話はいつもしっかり聞くのに」
「ん？ちょっと考え事をねェ〜してたんｄ・・」
桜「興味ない。行くぞ」

桜哉は僕の話を途中で切り上げて行ってしまった
・・・くそ・・勝手な奴・・

「ったく・・」
椿「ん？あ、ベル。桜哉先に行っちゃったよ？」
「知ってるよォ〜。じゃぁ、僕もいって来るねェ」
椿「行ってらっしゃい。」

僕は桜哉を追って部屋を出た

・・・・・・・・・・・・・・

桜哉と合流した後、僕は商店街を、桜哉はその反対側を。

オトギリの探すエリアに重ならないように怠惰を探すことになった

「商店街だァ〜？すっごく目立たなそうな・・」

僕は軽く舌打ちした

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