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Aside



それは冷え込んだ夜に起きた出来事だった。



その日私は、主に縄で繋がれ、夜道を歩いていた。



外に出るときは毎回、どの主も私が逃げないように縄で縛る。



もう何年もこんな感じなのでもう慣れている。



外に出る理由も、売られる以外ないということも知っている。



これで売られるのは何回目なのかももうわからない。



主に引っ張られるように着いて行くと、目の前で誰かと誰かが争っているのが見えた。夜だから酔っ払いか何かが争っているのか?と主がブツブツと言っていた。



しかしよく見てみると、男女が争っていて、その女の手には刃物がキラリと光っている。



主もそれに気づいたのか、ヤバいと思い、その場から逃げようとする。



だが、そこから逃げようする主に男が近づいてきた。



主はまるで私を盾にするかのように、背中を押し前へ突き出した。



私は特に嫌だとも感じなかったので、そのまま男の前に立つ。



「女の子を盾にするなんてあんた最低だね〜」



目の前の男はそんなことを言いながらも少しずつ距離を詰めてくる。



「おい!この出来損ない!俺様を命がけで守るのだ!お前が死んでも誰も悲しまないだろうが、俺はお前と違って死んだら家族が悲しんじまうからよ。だから俺の代わりに命を捨ててくれ!」



・・・人間とは何て卑怯な生き物なのだろう。



“俺の代わりに犠牲になれ”なんて、酷い言葉だね。



「君って“どれい”なの?」



突然男が質問してきた。




.*・゚ .゚・*..*・゚ .゚・*.
どれいって言葉が使っちゃいけない言葉らしいので、ひらがなで書かせていただきます。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨   
作品ジャンル:恋愛
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三日月(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます!この応援を力に変えて更新を頑張ろうと思います!これからもよろしくお願いします!! (2020年10月24日 12時) (レス) id: 651eb0afe0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください^ - ^ (2020年10月17日 2時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三日月 | 作成日時:2020年8月14日 20時

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