2話 ページ5
しかし、叔父さんには受け入れられても、学校の人たちまでそうとは限らない。
両親が亡くなってから、人に笑顔を見せなくなり心を開かなくなった私。
それが原因で、学校では私に対するいじめが始まった。
そして、最初は気遣ってかばったりしてくれていた人たちも、少しずつ減っていき、最終的には誰一人私に関わらなくなった。
生徒を守らなければいけないはずの先生でさえも、私がいじめられているのを知っていながら見て見ぬふり。
中学に上がってもそれは続き、いじめはさらにエスカレートしていった。
私はそれが嫌になり、学校に行かなくなった。
それでも叔父さんは私を見捨てないでいてくれた。
優しくしてくれた。
「人前で笑わないのは俺も一緒だ」
と慰めてくれた。
本当に嬉しかった。
叔父さんになら、少しだけ、心を許しても大丈夫かなって。
そう思えたんだ。
だから、この言葉をかけられたとき、少しだけ叔父さんに笑顔を見せた。
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三日月(プロフ) - 猫好きさん» 続き楽しみに思っていただいてありがとうございます!更新できる限り頑張ります!! (2020年8月30日 8時) (レス) id: a79d1676e0 (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - もーりーふぁんたじーさん» 楽しみに思っていただいてありがとうございます!コメントもとても嬉しいです!ワクワクさんありがとうございますw (2020年8月30日 8時) (レス) id: a79d1676e0 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き(プロフ) - 続きが楽しみ!これからも更新頑張ってください! (2020年8月29日 21時) (レス) id: 9581fd09d5 (このIDを非表示/違反報告)
もーりーふぁんたじー - 続き楽しみ!ワクワクさんです! (2020年3月26日 9時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三日月 | 作成日時:2019年12月23日 21時