夢見てた未来〜THIRD〜

91話 ページ3

スモーキー「…ララ？」


３人の顔が一気に険しくなる。


え、私何かした？


もしかしてこの人達の地雷踏んだ？


タケシ「ララに何の用だよ。」


『ある人からララさんのお話をよく聞いていて。

一度お会いしてみたかったんです。』


『会わせてください。』


人に頼むときは帽子とサングラスを外して…。


『お願いします。』


どうしても、会いたい。


…“兄”の、“大切な人”だから。


スモーキー「わかった。」


タケシ「スモーキー!?」


スモーキー「ただし、今からオレ達の前で。」


『…、』


スモーキー「2人では会わせない。いいな？」


…それだけララさんのことが大切なんだね。


『わかりました。』


ピー「…スモーキー、」


スモーキー「ピー。ララを連れてこい。」


スモーキーさんがそう指示をすると、ピーさんは頷いて後ろを向いた。


スモーキー「妙なことはするなよ。」


『えぇ。』


少し経つ。


2人と私はずっと黙っている。


ピー「スモーキー。連れて来た。」


…ピーさんの後ろに、夏恋似の女の子がいる。


「お兄ちゃん？」


あぁ…彼女が…。


『ララ…さん…』






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