【魔法使いの約束】長く生きている魔法使いは、月に呪われ不老不死になりました (ページ19)

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18話:簡単なことページ19

A「さぁ、貴方達は私に勝てるかしら？」

ミチル「今は、争い合ってる場合じゃ…！！」

A「どうでも良いじゃない。それとも、チレッタの息子は…弱いの？私を相手しながら周りの死者をまた眠らせる…なんて簡単でしょう？ほらほら、早くしないと…石になるよ？〈ノクス・エデニス〉」

そう言うとAは、呪文を唱えた
すると周りに居た死者が消えた

ルチル「！」

リケ「す、凄い……」

ルチル「ぼ、僕だって…！」

Aは、容赦なく呪文を唱え続ける
周りの死者を倒しながら、かなり手加減した攻撃を彼等に浴びせる
彼等も呪文も唱え必死に戦ってる

A「…〈ノクス・エデニス〉」

リケ「！〈サンレティア・エディフ〉！！」

ルチル「っ…〈オルトニク・セトマオージェ〉！！」

何度も何度も同じことを繰り返しているうちに、ふとAの攻撃が止む

A「……飽きたなぁ。父さんとこ行って…」

リケ「…え？」

ルチル「あ、飽きた…？」

A「うん、飽きた。(これなら、二人だけでも大丈夫かな)」

困惑するリケとルチル
Aは、箒に乗り手を振る

A「じゃ、二人で頑張ってね。精々、石にならないように…ね？」

そう言いAは、父のいる場所に向かった
取り残されたリケとルチルは、先程のAを真似た

______✾_______✾______✾______
あ
A「父さん」

テラ「おぉ…お前か。何だ、不安になったのか？」

A「なわけないでしょ。……ほら、行くわ…っ！(この気配…あの魔女か)」

テラ「！A！」

地面に足をつけようとした瞬間、遠くから矢が飛んできた
Aは、ギリギリのところで避けた

クルミ「こんばんは、厄災に呪われた魔女。そして、大精霊様」

A「…誰だっけ？」

クルミ「酷いなぁ…？私は、貴方が私の腹に穴を開けたの覚えてるというのに…」

A「あぁ…クルミ、だったかしら。私に矢を放つなんて…良い度胸じゃない。〈ノクス・エデニス〉！」

クルミ「〈エヴァー〉」

テラ「…始まってしまったか…」

Aとクルミは、箒に乗り呪文を唱える
Aが呪文を唱えると氷がクルミに向かって
クルミは氷から身を守る様に炎を出した。すると氷の炎がぶつかるとクルミは煙に包まれる

A「〈ノクス・エデニス〉」

クルミ「っ……！！！」

その隙に、Aは呪文を唱える
すると、クルミは氷に包まれた