一話:負け ページ2
〈大いなる厄災〉を退治して何時も通りの時間を過ごすはずだった
だが、今回は違った
負けたのだ
例年より強く、あそこまで苦戦したのは初めてで...何故負けたのか、と問われれば分からない
負けた悔しさから魔法舎から出ていくつもりだった
??「こら、おぬしら、何処へ行く?」
??「仲間が死にかけているときにお前たちは...」
魔法舎を出ようとしたときに双子に声をかけられて魔法舎を出ていこうとした私達は振り返る
A「あら、スノウにホワイトじゃない」
ミスラ「俺は、役目を終えました」
スノウ「ミスラ、仲間が死にかけているのじゃぞ」
ミスラ「はぁ...そうですか。役目を終えれば自由の身です。何処へ行こうが俺の勝手でしょう」
気のない返事をして素っ気ない態度をするミスラ
ホワイト「オーエン、そなたもか?」
オーエン「みんな、みんな、恐怖と喪失に泣いているだろう?すぐに見てこなくっちゃ。きっと、楽しい」
目に狂気を浮かべながら、微笑み人の恐怖を楽しみにしているオーエン
ホワイト「相変わらず、悪い子じゃのう」
スノウ「では、A。おぬしは、何故何処かへ行こうとする?」
A「何処にも行かないわよ。私は、自分の屋敷に帰るだけ。それの何がダメなの?それに、ファウストなら死なないでしょ。オズが居るんだし」
スノウ「おぬしらしいが...良いのか?」
A「良いも何も私が決めたことだもの。じゃあね、オズ。それと、スノウとホワイト。あぁ、ブラッドリー。抜け出したら痛い目見るから止めといたほうが良いわよ。それと、私の代わりにファウストによろしく伝えておいて。『二度と会うことはないかもしれないけど、お疲れ様』って」
ブラッドリー「なっ...?!クソババァ!バラすんじゃねぇよ!」
A「...ふふっ、そのクソババァに勝てないくせに」
殺そうとも考えたが役目に選ばれた彼を殺すのは気が引けた
ホワイト「そなたは自由放免出来んぞ」
スノウ「そなたは、囚人じゃからの。檻に戻さねば」
ホワイト「囚人牢に戻さねばのう」
ブラッドリー「クソッ!離せ、じじいども!」
スノウ「じじいじゃないもん」
ホワイト「じじいじゃないもんね」
A「貴方達は、楽しそうねぇ。まぁ、私もさっさと帰るとしますか。じゃあね、また合う日まで」
仲間が死にかけていると言う状況で、私は魔法舎を後にし魔法で北の国の最も酷い場所である自分の屋敷に戻った
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スパイペンギン(プロフ) - 凄く面白いです!。続きが楽しみすぎます!更新待ってます!頑張ってください! (7月13日 16時) (レス) @page34 id: c07e6d30a1 (このIDを非表示/違反報告)
十二天将朱雀(アカウント飛んだんでサブ垢)(プロフ) - しずかなさん、またまたありがとう御座います…!!!! (2021年9月5日 8時) (レス) id: 3a7fa35af2 (このIDを非表示/違反報告)
しずかな(プロフ) - 今回もすごく面白かったです!続きを楽しみにしています (2021年6月26日 15時) (レス) id: bcb6a3704d (このIDを非表示/違反報告)
十二天将朱雀(アカウント飛んだんでサブ垢)(プロフ) - めありぃぃさん、ありがとう御座います…! (2021年6月20日 8時) (レス) id: 3a7fa35af2 (このIDを非表示/違反報告)
めありぃぃ - 続き楽しみです!待ってます! (2021年5月16日 11時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十二天将朱雀 x他1人 | 作成日時:2020年2月11日 20時