Secret 15 ページ16
「お前が…お前の親が殺したのか!?
許さないっ…!!」
私はHIROさんの胸ぐらを掴んだ
涙でぐちゃぐちゃな顔で睨んだ
本当は分かってる
HIROさんは何も悪くない
HIROさん自身は何もしてないんだから
しかも
私は殺しを仕事にしてるんだから
責める資格はない
でも
真実が記憶と違うのが悔しかった
HIRO「…直接手を下したのは母親。
父親は後を追って自ら命を絶った。
直前に父親は、父さんじゃなくて俺にこう言ったんだ。
“キミの父さんを俺は許さない。
でも、キミは何も悪くないんだよ。
もし、Aと再開したら、助けてやってく
れ。過去の真実も話して欲しい。”」
私はその後、親戚に預けられるけど家出した
そして、歌い踊る私を見つけたんだ…
HIRO「…A、オレはキミの父親に言われ
なくても、キミをスカウトしてたと思う。
キミの才能に惚れたんだ。だから…」
「…これからも、よろしくね」
HIRO「A…」
事実を知った彼女は
殺しを辞めるのだろうか
1度依存したものは
なかなか抜け出すことが出来ないものだ
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作者名:加藤綾華 | 作成日時:2018年8月5日 0時