【secret】part２

( 33 ) ページ33

「臣さ〜ん つきましたよ」


「ん……ありがと」


『……熱上がってますよ！大丈夫ですか！？』




「平気……Aごめん……せっかくデートだった

のに」


「広臣さんの体の方が心配です！」


「……臣さん部屋に戻ったら寝てくださいね」




「……えっ あっうん」


「はぁ……絶対寝てくださいね！」


『そうですよ……寝てください！』



「わかったよ……じゃ、ありがと」





ゆでダコばりに真っ赤な広臣さんを見送って

岩ちゃんは私に言った




「家に行って看病したかった？」


『えっ』



たしかに家に入りたい気持ちがあるけど……



『ゆっくり休んでもらうためにも生きません』



「そうなの？ならいいんだけど……

家近い？送るよ」





お言葉にあまえて
岩ちゃんと家に帰ることにした

( 34 )→←( 32 )

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す