お母様は桜。 ページ16
「おかーしゃんはどうして桜が好きなの?」
母「ん?桜の花言葉はね、精神の美、つまりね、精神が清らかってことなの、生まれ変わったら桜になりたいな、それか桜の様な人に。」
「きよらか?....おかーしゃんは桜の人になれるよ!!」
母「Aちゃんには、早かったかな?でもありがとう。」
優しい言葉。
撫でる手はいつも暖かかった。
あの日以外は
「おかーしゃん?」
母「ごめんね、ごめんねごめんね、でも、忘れないで、また会うからね」
目から涙を流す母、その手は冷たかった。
「おかーしゃん!!」
手を握るとそれはとてつもなく
冷たかった。
「おかーしゃんは桜になったの?おかーしゃんおかーしゃん、」
母の緑色の髪は真っ赤に染まり、
温もりの手は詰めたくなり、
子供の心は黒く染まる
「お母さんとお父さんを探す。」
その時私は誓った。探すとでもこの時はなぜ思わなかったのがか不思議だ。
お父さんの遺体が無かったのだ。
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水無月 優 - さなにゃさん» ご指摘ありがとうございました今後もよろしくおねがいします (2016年10月13日 20時) (レス) id: f036d44a0c (このIDを非表示/違反報告)
さなにゃ(プロフ) - オリジナルフラグを外してください。 (2016年9月24日 18時) (レス) id: eeac7c65ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モルンポテト | 作成日時:2016年9月24日 18時