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10話 ページ12

中「永遠に生きられるだァ?くだらねェ」

太「私は全く持ってゴメンだね」

A「……女の子」

その後も、数々の薬が発表され最後にショーがあると言うので待っているとアナウンスが入った。

〈船内におられるお客様にご連絡いたします。ただいまより甲板にてかのDr.ジーザスによるショーを開催致します。ぜひ、皆様揃ってご覧下s…こ、困ります!ちょっと!「ワタクシのショーは体験方です!永遠の命が欲しい方は是非!」…ブツ〉

そのアナウンスにパーティーをしていた人も皆船の甲板へ向かった。甲板には、いつの間にかステージが設置されその中央に注射器を持ったDr.ジーザスがいた。彼の脇にはひとつの椅子が用意されていた。3人はステージから少し距離のある甲板の2階にいた。

太「…嫌な予感がするね」

Dr.「さてさて!お集まりの皆様!これよりショーを一させていただきますよ?準備はよろしいでしょうか?」

\パチパチ/

Dr.「では、早速、この中でワタクシの新作薬をお試しになりたい方はいらっしゃいますか?姿が変わりますのでお気を付けて。誰か!いらっしゃいますか?」

沢山の希望者がいたが、ステージに上がったのはパーティーの方に来ていたであろうカラードレスを着た富裕層の女性だった。容姿はおばさんと言ってもいいぐらいであった。彼女を椅子に座らせると注射器を構えた。
周りが見守る中、Dr.は、彼女の左の肘関節の部分に注射器を刺し、薬を入れた。
すると、彼女はみるみる美しくなり若い女性の姿になった。

A「すごい…まさか。本当に?」

太「彼の異能力は"異能力"を超えている……」

彼女の変わりように皆驚き薬を求めた。歓声に包まれた会場で悲鳴が響いた。声の主はさっきの女性だった。彼女は突然しゃがみこみ苦しみ出した。一緒に来ていた男性がしきりに声をかけている。その姿を見てDr.ジーザスは、何もせずただ、見ているだけだった。
痺れを切らした男性が叫んだ。

男性「おい!どうしてくれるんだ!原因は分かっているんだろう!?はやく、なんとかしろ!」

その男性の呼びかけにDr.は、何も答えなかった。

男性「おい!聞いているのか!?おい!」

Dr.「はぁ、だから、言ったでしょう?聞いていなかったのですか?姿が変わる。と。ワタクシは、ちゃんと忠告しましたよ?この反応はちゃんと予想の範囲内ですし正常デスよ?」

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桜井京乱(プロフ) - 深都紀さん» わわっ、ありがとうございます(土下座)貴方様のような神作者様に宣伝して頂けるなんて、、有り難すぎてどうにかなってしまうよ (2018年12月11日 20時) (レス) id: 62a13f4e72 (このIDを非表示/違反報告)
深都紀(プロフ) - 桜井京乱さん» えっ待って私の昨日のコメント完全に深夜テンションじゃねえか(((すいません)))次こそは宣伝します(謎の使命感) (2018年12月11日 6時) (レス) id: 488b52affb (このIDを非表示/違反報告)
桜井京乱(プロフ) - 深都紀さん» あ、ありがとうー! (2018年12月10日 23時) (レス) id: 62a13f4e72 (このIDを非表示/違反報告)
深都紀(プロフ) - だざさんじゃん…いいずゃん…応援してますすすすすすすいません (2018年12月10日 21時) (レス) id: 488b52affb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜井京乱 | 作成日時:2018年12月10日 21時

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