そ れ は 君 の 優 し い 嘘 で し た 。

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小瀧 side





つい、に この時が来た






いまは約束の日の夜の12時前









今日という日の最後の最後までここにおりたくて




大毅が寝た後もリビングでぼーっとしとった









そろそろ、行くか と 最後に 大毅の顔が見たくて






寝室に入った









そして、大毅の寝顔を見てると

走馬灯のように昔のことが駆け巡り









俺が 告白してOKを貰った日








初めて2人で出かけた日








初めて体を重ね愛し合った日









そして、二人でこの家で笑っていた日々









あかん 、 愛しい




大毅が愛しい、すきや、すきやっ、





桃 ｢ なぁ、大毅、俺のどこがあかんかった？っ｣


｢ 幸せって思ってたんは俺だけ やったんか… 、 っ｣

｢ ふ、っ、… すきや、大毅、… 、なんでっ、なんで、｣

｢ 俺やなくて 流星なん、っ｣




寝ている大毅に伝わるはずもない思いを全て吐き出した




すると大毅は寝返りをうちおれと反対方向を向いた





夢の中でも俺を拒否ってんねやと、




寂しさが溢れ








桃 ｢ 大毅、愛してたで ｣





そう告げ いつもより 重く感じる玄関のドアを開いた









今までお世話になりました

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