君はヒーロー , (ページ2)

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貴方 side

床に座り込んだ私に｢大丈夫？｣

なーんて、心配してくれる人はいない

むしろ、そんな心配する人はよっぽどの偽善者

流｢ふはっ、どんくさ、｣

その藤井の一言で教室は笑いに包まれる

黄色い笑いそんなもんじゃない

まるで、汚いものを見たかのような視線を私に向け

嘲笑う

転けたせいでついたスカートの汚れを軽く払い

しっかりと椅子を掴んで座る

それと同時にチャイムがなった

授業中ほどめんどくさいものは無い

国語の先生 (以下先表記)

先｢次、 46番えー Aさん 2段落目から呼んで｣

立とうとすると隣の席の子が私の机に一枚の紙を置いた

そこには " 先生に嫌われろ " という文字

直接的に私にこうゆうことをするのはただ1人

藤井だ

まぁ、先生に嫌われたところで

なにも不甲斐ない、むしろゆう事を聞かずに

殴られる方がきつい

結局びびりな私はあいつらのゆう事を聞くしかない

先｢ Aさん？どうしたの読んで？｣

貴｢嫌です、正直先生の授業面白くありません読んだところでなんか意味があるんですか？｣

先｢その口の聞き方はなに｣

貴｢あーも、ほんとにだるいんで｣

ごめんなさい。先生

ほんとは普通に授業受けたいし友達だって欲しい

そんな私の理想の学校生活を壊すのは

このやり取りを笑いを堪えながら見てる

こいつらのせいだ