ファイルNo.01 ページ2
*
A「こんな所から『JKが身につけてそうなもの』を探し出せとか鬼かよ。」
遡ること数時間前、塚内先輩に『雄英生徒になり内通者を割り出す』という拒否権すらない任務を与えられた＋怪しまれぬようJKグッツ掘り出せと無理難題を課せられた
そして立ち向かうはビール缶や空になったカップ麺の容器、食品に限らず仕事用のスーツ以外の服も共に放置されている。男性諸君、これが女子部屋の現実だ。(全国の女子の皆さんすみません)
塵も積もれば山となるって本当なんだな。ゴミも積もればゴミの山になったよ…うん。
で、『JKが身につけてそうなもの』って何？
一応4年前に成人済みだし卒業してからだいぶ経ってるってのに見つかる訳……あ、いや掃除してないから出てきそうだな。
「げ、」
はい出てきました……Ｇが！！お前空気読めよ。全国のJKがお前(Ｇ)を必要としてると思うか？空気読めないやつは嫌われるんだぞ？つか既に世間から嫌われるんだから好かれるもクソもないわ。
とりまコイツをぶっ潰す所から始めるとしよう。口が悪いとはいえ(戸籍上の性別は)女だから筋肉マッチョみたいに素手でパァンみたいな事はやらない。
とか言ってもほうきやらスプレーやらがある訳でもない。使えるものはなんでも使う。だから少し手を伸ばした先にあるゴミ袋を掴んで、アレなんだっけモグラ叩き感覚で振り落とす。
必死に駆け回るＧvs高校生時代、『モグラ〇し』の異名を持つ私の戦いは幕を開けた。…がコングがなって1分も満たないうちに昇天してった。
コンコンとノック音が聞こえなかったら多分私はム〇カみたいに笑ってかかもしれない。誰か知らないけど助かった！
A「はいどなたですか？」
大家「朔夜さんの部屋から凄い音がするものだから……でもその様子なら何でもなさそうね。」
A「お騒がせしてすみませーん。アハハ〜…」
まさかゴミ袋を叩きつける音が一つ下の大家さんの部屋までに届いてたとは……。ゴミ袋の中何が入ってたんだろ。オイそこ私の叩きつける力じゃねぇのかとか言わない。悪いのはゴミ袋だ！ゴミ袋だからな！
何とか骨を折りながら探し出した結果得られたのはどてかいモフモフのキーホルダー達と何故かルービックキューブ。何でだろね。ルービックキューブは要らねぇ((
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽぽぃ | 作成日時：2019年8月26日 8時
