背伸びする才能とセンスを 【名前変換オリジナル】

才能２４％ 人格 ページ34

授業つまんない。
サボっていいかな…

『サボっちゃえば？』

.『え、誰ですか』

頭の中から声聞こえたよ？
私遂に可笑しくなったかな。
元からとか言わないでね！？

『私は…
名前は言えないわ』

.『何で』

『存在してはいけないから』

.『急に重くなったな』

『ホントの事だから仕方ないわ』

.『じゃあ、誰かは聞かない。貴方は何なの？』

『貴方の中の、もう１つの人格』

ちょっと何言ってるか分かんない。

.『あのー、人格って？』

『そのままの意味よ』

.『ずっと私の中にいたの？』

『今迄は話せなかったけど、ずっといたわよ』

おお、マジか。

.『人格って事は、表面に出てこられるって事だよね？』

『ええ、まあ』

.『すっごーい！そんな魔法みたいなことってあるんだ！』

『そんなに驚くこと？』

.『そりゃ驚くでしょ！え、マジ凄いんだけど。
私恵まれすぎ』

私はテンション高く言ったのだが、

『それはないわ』

そう言った人格の声は少し悲しそうで…

.『……』

でも、私は何も言えない。









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『』は心の声みたいな感じです。
主にAと人格の会話で使われます。

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