彼女に音は無い。

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これはどういうことだ!?

モーツァ[ねぇねぇ、コンサートって何があるのーー??]

そうすけ[コンサートなんて、久しぶりだな]

パッド君[はいっ!ちなみにコンサートと言うのは、、、]

シューベ[先輩と一緒に、コンサート!光栄です!]

何故、あいつらがいるんだ!?
モーツァルトとそうすけは、顔見知りだから仕方ないかもしれん。
でも、シューベルトにかんしては、Aとは関わってないはずだ。

[シューベルトと、知り合いだったのか?]

[いいえ。でも、ベートーベンさんの友達と聞いたので]

なんてこった!!
せっかくのデートが、、、

モーツァ[なんで、スケッチブックで会話してるの?]

　 私[Aは、耳が聞こえないのだ。あと、声もでない]

それを聞き、モーツァルトはAを見つめる。

モーツァ[それかしてっ!]

私のスケッチブックを、取る。
そして、ペンで何やら書いている。

[僕、モーツァルト。よろしくね]

[よろしくです]

そうすけ[俺も、会話したい!]

[俺は、そうすけ]

[そうすけさんも、よろしくです]

それを見て、また書こうとするそうすけ。
そんなそうすけを見て、[僕もー!]とスケッチブックを取ろうとする。
そしてスケッチブックを見せる。

[#%&+=*?!$¡¿?!]

そのスケッチブックには、落書きとしか思えないものが書かれていた。
それをみて、笑うA。

モーツァ[あっ!笑ったー!]

[すみません]

しかしAは、まだ笑っていた。

そんな3人の光景を、静に見つめる。
幸せそうに笑っているAをみて、私も笑った。

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