彼女に音は無い。

偽物 ページ16

これは夢だろうか?
今目の前に、死んだはずのAがいる。

ﾍﾞｰﾄｰﾍﾞ[ははっ、、これは夢か?いや、幻覚だ、、ついに、頭まで可笑しくなったのか]

そう言うと、幻覚のAは悲しい顔をした。
そうすけ達も、いちど暗い顔をしてから、明るく言った、

そうすけ[違うんだベトさんっ!これは、幻覚じゃない]

パッド君[そうです!こちらのAさんは、クラシカロイドなのです]

ﾍﾞｰﾄｰﾍﾞ[クラシカロイドだと?]

そうすけ[そうなんだっ!Aをクラシカロイドとして、よみがえらせたんだっ!]

そうか、、、そう言うことか、、、
一度深く息をすい、前を向いた。

ﾍﾞｰﾄｰﾍﾞ[こいつはクラシカロイドだ、、しょせんロボットっ!インプットされただけの、機械だ]

　 [!?、、、]

辺りがシーンとなる。
そうすけ達は、心配そうに偽物のAを見た。
偽物のAは、下をうつ向くと勢いよく叫んだ、

　 [そうですかっ!!私はしょせん偽物、、、私の、この気持ちも、、すべて偽物なんですねっ!]

バタンッとドアが閉まる音が、響き渡る。
偽物Aが何処かへ行き、そうすけ達はオドオドとし始める。

ﾓｰﾂｧﾙﾄ[ベトさんっ、最低っ!!]

それからモーツァルトが、部屋から出ていった。
そうすけは、思考がついてこなく、とりあえず部屋をでた。

１人部屋に残され、静寂に包まれる。

私は何をやっているのだ、、、、私は、、何がしたいんだ、、、

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